作業に来ていた会友に尋ねたら「まだある」との事だったので、拠点の栗林まで上った。斜面は右足を上に上げ、左足を曳き添えると言う、なんとも効率の悪い上り方だが、これが精一杯の実力だ。
数はなかったが両手に山盛り拾う事が出来た。レンジで焼き栗にしようか、茹栗にしようか迷ったのだが、結局は茹栗にして食べる。シーズンも終わりになってようやく「初物」をいただいた。
下る途中に実生の栗の若木があるのだが、今年初めて着果した。まだ毬は青く、見た目は晩生種の様である。ただ毬は大振りなので中身も大果を予想させる。10月も中旬以降の成熟だろうと見当をつけているが、楽しみな一本だ。果樹の実生は「良い実が少ない」と言われるが、昨年に初着果した栗も大振りだったから、今回も期待がある。その上「晩成種」となればなおさらである。「うふふ!」なのだ。