トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ヒキガエル産卵した・スジグロシロチョウ初見

2018-03-11 | 小父のお隣さん
 トンボ池のアオミドロの中にヒキガエルが産卵していた。他の池にはまだ産卵は無く、最初の産卵のひも状になっている卵胞体は見慣れたサイズよりやや細めで個体が小さかっただろうことをうかがわせる。

 面白い事に、既に産卵してあるニホンアカガエルの産卵場所は池の東側で山の陰になり日照が届かない場所なのに、ヒキガエルは池の北側に産卵し、ここは十分に日照を浴びられる位置にある。カエルと言えどもその生態から産卵位置が異なるのが面白い。

 スジグロシロチョウは今季初見となった。小生が見たいのは早春にしか現れないツマキチョウなのだけれど、何時遭遇できるかは運次第かも。
 春めいてきたから現れたSさんはルリタテハを数日前に見たという。今のチョウ全て越冬体だから温度さえ上がれば現れるのだけれど、やはり数は少ない。

 弥生も中盤に入ると「桜前線」の報じられる頻度が増すけれど、小生はこれと前後するツバメの到来の方が待ち遠しい。まあ、ソメイヨシノの開花などはどうでも良いのだが同級生のヨシノちゃんは少々気になっていた少年期、これもどうでも良い事ではある…。


ショウジョウバカマ咲いた

2018-03-11 | 小父のお隣さん
        
 「ショウジョウバカマが咲いたよ」と、遅い御出勤で拠点へ上る途中、既に棚田の手入れを終え帰る途中のOさんから教えてもらった。不覚だった。
 例年なら見逃す事無く水見回りや拠点に上がった折々に確認していたのだが、今期は度重なる水源地の復旧や駐車広場の手入れで頭が回らなかった。腰はとうに曲がり難いしストレッチもしなければと、決して歳のせいでは無いのだが、この失念した症状は馬鹿間に近い…。

**恒因矢の如し

2018-03-11 | 大震災
      津々浦にあまたある宅七回忌
                更地のままに人も戻らず

      あの日より限界集落なりわいは
                高齢の民か細き結よ

      戻り来ぬ日々を収めた胸の内
                津波と言えど呑むは叶わじ

      刀折れ矢は尽きるとも陸奥を
                拓いた祖霊の血潮脈々

      あの時は阿修羅と狂うこの海も
                素顔は豊穣無尽の宝庫

      明るい未来の原子力八百八町に八百万年
                安き事無き未来もたらし

      我が郷土帰還絶望区域でも
                いつの日子孫原野開拓