
強制通水で40分、排砂通水できただろうとの見込みで作業を終了。この間、待っているだけでは所在ないから流路の補正を行った。取水升の上部で別れている流路を左岸に集約してみた。これで集水路に流路が一本化され漏水の損失も減るはずだけれど、一方では流速や流量が増え取水升が埋没するリスクは多くなる。
それでも水を逃がしてしまう河床の浸食は遅らせる事になるだろうから手間惜しみは出来ない。産まれた当時から水飲み百姓の家柄なので手間暇かかるのは慣れている。まあ、早い話が「貧乏暇なし」「辛抱、時を選ばず」と言う事で…ジッと手を見る、腰擦る。


強制送水の結果、吐水口に水が戻った。手水桶もそこから流れ出た池の部分も茶色く濁っている。少なからず排砂の効果があったはずで、吐水量は少なめだけれど一晩おけば所定の量に復活するだろう。測定は翌日にする。


翌日、吐水量を測定した。毎分24ℓだったから最大吐水量が復活していた。残るは水源地河床の保全作業だが、必要最低限でも躊躇したい作業量がある。やらねば崩壊に至るし水辺は成立しなくなる。ホント瀬戸際男子の高年期で、冷汗タラタラ眩暈を覚えそう…。