トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

こんな別品見た事無い!…

2018-03-09 | 小父のお隣さん
 二回目になるか、続いての春一番の来襲で、今回は一夜にして150mmの降雨、これはレッドラインを越えている。
 前回の氾濫の後始末も出来ぬままに更なる降雨量に見舞われ、確信をもって腹を決めて水見回りに行った。いかずとも結果は承知なのであったが、かわずの卵塊に遭遇した。

 棚田の上の棚、二つ池を廻っていた時、池に卵塊を見つけた。先日の春一番降雨時に見た卵塊と同じなのである。数えてみるとゲンコツ二つ分の大きさが12個あった。他の水域をも探したが見つからず、水流が停滞気味の浅瀬を選んで産卵したのだろうと推測した。
 水に濁りがある事と、濁っていなくても水面の反射で写し難い水中の被写体では何枚撮影しても結果は同じ。

 もう、何を隠そう「ニホンアカガエル」の卵塊に間違いは無いだろう。周囲でシュレーゲルアオガエルの合唱も始まったが、卵塊も産卵期も異なる。
 姿は見ていたし、数年前は盗まれたものの卵塊一つを確認している。二桁の数では全卵持ち去る馬鹿もいないだろうが安心はできないのが「山荒氏」の性根なのだ。
 啓蟄の日に保護した卵塊はフイールドに戻しても良くなったのかもしれないが、里親で無くなるのも寂しさ半分である。

 懸念はもう一つあって、今回の出水で水源池が荒れ断水してしまった。数日程度なら干上がらないけれど復旧へ尻に火がついてしまった。

93mmの降雨で越流多数…

2018-03-09 | 小人閑居して憮然
 6日、24時間雨量93mmを記録した。前回はこの半分であったが分水池の放流路に支障が生じたままだから越流の恐れがある。

 何はさておき巡回したが、泥水池畦数か所で越流、上の棚の棚田の温み池で越流、棚田の冬に拡幅した堤と畦で越流、分水池放流路で越流、と眩暈がする量だった。どこも懸念していた部分なので放置していた結果でもあるけれど凍結期には作業は困難だ。春になり水辺の補修と植樹の植穴掘り、水源地の谷止工と一挙に作業が回ってくる。

 棚田周りから上部は隣接グループの管轄で担当範囲ではないけれど、80代半ばのM氏一人に任せておく訳にも行かず、了解を得ながら手を出している。上流部が崩壊すれば泥水池はひとたまりも無く壊滅し復旧は難しくなる一方なのだ。
 今回の見回り中、M氏が棚田の清掃をしていたからお節介する旨の了解をとった。M氏も水辺に境界は設えない事は承知で「一体な物」として認識されているから有難い。

 水系の最上部、命の水吐水部の水量が大幅に減っている。水源地の確認と復旧も必要になった。こうなると「おおごと」になるのは嫌でも理解する。
 温み田  棚田堤  泥水池  放水路