
案の定、取水升は砂礫で埋まり、取水路の水流は流路を曲げ流れている。おまけに谷止工を施し取水部の河床が下がらないようにした段差工の核心部が底抜けしている。底抜け部は資材や道具を車で運ばねばならず、とりあえず出来る「取水升の掘りだし・泥浚い」と「取水路の復旧」を行った。
取水升内部の吸水口まで砂泥が堆積していたから送水管内には沈砂部が何か所も発生しているはずで、取水升にオーバーフローする程の水量を戻しても送水量は復活しない。エンジンポンプで圧送30分以上送水しないと排砂は出来ず送水量の復活は無いのである。
ともかくエンジンポンプでの圧送を皮切りに谷止工の作業が舞い込んできた弥生であり「いや栄」の春である事よ…。



7日、8日と不順で作業出来ず9日朝までの24時間雨量150mmで完全断水となった。一旦は流路を回復し取水升も清掃したけれど元の木阿弥で、更なる河床の荒廃が起こっただろうことは想像するまでもない。今日も思わしくない空模様のようだが水路復旧くらいは行いに出かけるか。
まあ、徒士々山だもんで尻に火がつき川辺に向かう、てなもんや三度笠!。