柱を立て二階の床まで設置出来たものの階段の位置が決まらない。家の裏手開放部から見て右にするか左にするか散々迷ってしまった。
階段の位置は台所とストーブの位置に大きく影響する構成物だがストーブの位置は煙突の位置からして極端に動かせない。機能的に判じても建物中央部にあるのが理であろう。その結果、コンロ、台所も芋蔓式について回る。
つまり階段の位置を先に決めても不十分、台所を先に決めても不十分で、つまるところは「折り合いをつける」しかないのである。それも生活上の動線としても、ままごと遊びの使い勝手や見栄えとしてもで、「こうするべきか、ああするべきか」ハムレットの立ち位置は巨匠の作品でなくとも体験可能なのだ。
骨組みを前にして「ああすれば…こうすれば…」と妄想では埒が明かぬ。階段になるブロックを置きかえながら床に台所の線を画いてみる。オープンキッチンでなく壁が欲しいから遊びの妨げになる様な位置関係も拙い。
この段階で妥協が不可欠となるのが理解できた。単なるハウス模型として作るのではなく、フェギアで遊べるドールハウス制作なのだ。「フェギア」の参入を明確に意識する事で室内構成の覚悟が定まった。「一階に浴室・トイレは配置しない」と言う事で、これで階段と台所の位置きめが楽になったのである。
ここで二階と天井裏の床強度に不安が出てきた。円筒形建物の半周は柱のない外壁開放部になる。これでは床の支えは「片持ち」状態になるから、子どもの扱いを想像すると「弱い」のは想像できる。
そこでもう一本、柱を追加し強度を上げる。この位置に「二階への昇降階段と台所を設置する」案がようやく定まった。これで階段のブロック加工を行えた。柱と接する部分が出来るので外壁柱の位置が決定しないと内部の位置も決まらない。
階段の位置が決まれば床に穴を開けるだけで、二つの階段の設置場所が決まり床に穴を開けたら随分と家らしく見えるようになった。
階段ブロックの制作
階段の切り出し
左側、柱が欲しい ➡
柱を加え昇降口を開ける
階段の収まりがつき、昇降口を開けた。このままでは不自然でもあるから開口部に手摺を取り付ける。杉材、ヒノキ材しかなく細くカーブした形状では、どのように形取りしても木目の脆弱性が出てくる。
版木のホウの木を利用すればリスクは減るのだが価格300円程度と買い物に行く骨惜しみをしたため予想通り取り付け時点で割れてしまった。全ては自分の身に降りかかる。
手摺取り付け位置を決める ➡
取り付け終了
階段の位置は台所とストーブの位置に大きく影響する構成物だがストーブの位置は煙突の位置からして極端に動かせない。機能的に判じても建物中央部にあるのが理であろう。その結果、コンロ、台所も芋蔓式について回る。
つまり階段の位置を先に決めても不十分、台所を先に決めても不十分で、つまるところは「折り合いをつける」しかないのである。それも生活上の動線としても、ままごと遊びの使い勝手や見栄えとしてもで、「こうするべきか、ああするべきか」ハムレットの立ち位置は巨匠の作品でなくとも体験可能なのだ。
骨組みを前にして「ああすれば…こうすれば…」と妄想では埒が明かぬ。階段になるブロックを置きかえながら床に台所の線を画いてみる。オープンキッチンでなく壁が欲しいから遊びの妨げになる様な位置関係も拙い。
この段階で妥協が不可欠となるのが理解できた。単なるハウス模型として作るのではなく、フェギアで遊べるドールハウス制作なのだ。「フェギア」の参入を明確に意識する事で室内構成の覚悟が定まった。「一階に浴室・トイレは配置しない」と言う事で、これで階段と台所の位置きめが楽になったのである。
ここで二階と天井裏の床強度に不安が出てきた。円筒形建物の半周は柱のない外壁開放部になる。これでは床の支えは「片持ち」状態になるから、子どもの扱いを想像すると「弱い」のは想像できる。
そこでもう一本、柱を追加し強度を上げる。この位置に「二階への昇降階段と台所を設置する」案がようやく定まった。これで階段のブロック加工を行えた。柱と接する部分が出来るので外壁柱の位置が決定しないと内部の位置も決まらない。
階段の位置が決まれば床に穴を開けるだけで、二つの階段の設置場所が決まり床に穴を開けたら随分と家らしく見えるようになった。




階段の収まりがつき、昇降口を開けた。このままでは不自然でもあるから開口部に手摺を取り付ける。杉材、ヒノキ材しかなく細くカーブした形状では、どのように形取りしても木目の脆弱性が出てくる。
版木のホウの木を利用すればリスクは減るのだが価格300円程度と買い物に行く骨惜しみをしたため予想通り取り付け時点で割れてしまった。全ては自分の身に降りかかる。

