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今回、集水路と沈泥池の一部を結合させシェルターとして機能アップを図る算段の中で用土の確保が可能となったので腐植質の多い表層部を主に一輪車で運び埋め立てた。廃水路の長さは10m程度なのだが、採土場から100メートル運ばねばならず、運んでみれば一輪車一杯分の土の量など知れたものだった。
掘り上げて運ぶ印象と埋め立て部に開けた量のギャップが大きいのである。結局は一輪車40~50杯を運んだのだろう。総運搬距離は50杯として5㎞、帰りもあるから空車で5㎞、トータル10キロメートルの移動作業と言えるだろう。
埋め戻し開始直後は「いつ果てるのか」と思いつつの作業だったけれど「千里の堤防も、モッコの土一杯から」というように継続していれば形になってくれる。
この廃水路はトンボ池2のオーバーフローからの流路で、沢と合流するのだが、水系全体の距離を伸ばしたくて設えた物だった。もともと隣沢からの毎分20ℓ前後の送水に頼り切っている水系なので、水系延長を図る事自体に無理があった。
まあ、少しでも水域や生息環境を増やしたいという欲の上に築いてしまった部分なだけに、おっつけ負債を清算しなければならなかったのだ。結局は「自ら播いた種の収穫も自らする」となって、徒労で終わってしまったのか、それともいくばくかの意味があったかどうかは皆目分からない。
そんなこんなの「部分最適化」を重ねて「全体最適化」につながれば良い「すったもんだ」には間違いなかろうて…。酢田悶太でした。