トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

斜行水路の改修作業

2018-11-26 | 水辺環境の保全
 暑さも一段落した頃、改修の土木作業を行う心算だった斜行水路は後回しになって、結局は11月も後半、凍結期が迫ってしまった。
 水路は度々、そして現在進行形で猪の掘り崩し中で、S字形水路なのにチョロ水時では水路も判明し難くなってしまった。

 改修を行うには資材が必要で、シェルター部の資材調達に合わせ材を用意しておいた。護岸に必要な必要な長尺材は3m4本プラスアルファというところ、不足分は廃棄材を転用する。腐食が進んでいてもしっかりしていれば用いられる。
 そこが議員様たちと異なるところで高学歴でも驚愕歴でNo味噌!、大臣でも小人!、いいえ芯まで腐っていては「材を用いるところなからん」なのである。
 また「子曰わく、朽木は雕るべからず、糞土の牆はぬるべからず」とあるけれど、在庫一掃セールを繰り返しつつ年が暮れていく日々是好日とは平和国家の証しであろう…。

 それはともかく、用材の皮剥きと杭作りから現場で作業となった。一日で片づける心算だったから一心不乱、永田町辺りは一審腐乱のようだが「毎度!」である。あっちに怒僕しながらこっちで土木ではさすがに疲労感を自覚する。
 もう「片腹痛い」どころでは無く「肩が痛い」のが続いている。
 護岸材の見当をつける  ➡   護岸した水路の完成

 水路の傾斜は上棚の二つ池からの流水で浸食流としないための傾斜なのだが、これにより堆積する砂泥の浚渫を楽にしたいから堤側に堆積するように制水杭も打った。言わば「扇状地」を堤の眼前に形成させる魂胆で、これで温水田に入らずとも泥浚いが可能となり、そのまま堤に盛り上げて済ませられる算段なのだ。
 永田町と根本的に異なるのは「あっちは未使用あれば使いないのでも用いる」、こっちは「腐っていても芯があれば用いる」事だ。その感性の違いは、税金を受け取る側と支払う側の相違なのであろう。
                  杭打ち前  ➡    制水杭打ち終わり