拡幅部の泥土、片側を片づけたのでようやく望んでいた水面の全体像が見えてきた。まだ堤の固めは終わっておらず、沈泥池との境の堤だけ軽く叩き板で法面を締め、胴突きで上端面を突いた。
乾燥が進まないので側面を叩けば上端が膨れるし、上端を突けば側面が膨れる。この柔らかさだから「締まる」と言うより「成形」する感覚である。緩いところは叩き板を打ち付ければ泥はねが生ずるから、まだ時期尚早と言える。
そこで上の棚からの斜面を成形してみたが、法面の保護になる段差工を施す丸太がない以上、土を削っても形だけでしかない。ここまでくると材が無ければ先に進めず、ようやく林内に入り「材を取る」事にした。
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泥土を堤に盛り上げた
乾燥が進まないので側面を叩けば上端が膨れるし、上端を突けば側面が膨れる。この柔らかさだから「締まる」と言うより「成形」する感覚である。緩いところは叩き板を打ち付ければ泥はねが生ずるから、まだ時期尚早と言える。
そこで上の棚からの斜面を成形してみたが、法面の保護になる段差工を施す丸太がない以上、土を削っても形だけでしかない。ここまでくると材が無ければ先に進めず、ようやく林内に入り「材を取る」事にした。

