トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

掘り崩しに音をあげて乱杭を打つ

2018-11-18 | 水辺環境の保全
 シェルター部と上棚部の法面は2段の段差工で崩れを防いでいるけれど猪様にかかっては却って崩しやすくしたようなのだ。それは斜面に丸太が入っている事で段々畑みたいに通りやすく活動しやすいようで、崩れた部分を修復すれば翌日には崩されている有様である。

 こんな事が続くと心も折れようと言うものでもあるし、鬱病にもなりかねん。そこで自助努力として崩されても水域に土が入らぬように乱杭を打って流入を防ぐ試みをした。従前に調達した小径木はシェルター部の護岸に使わずに済んだので用途変更である。

 まず杭をチェーンソーで30本ほど作った。並べてみて足りるだろうと思ったものの、打ち込んでみると思いのほか数が無く、もう15本ほどあったら満足のいく結果になっただろう。今の量では猪様の崩し続ける範囲をカバーできないのだ。

 まあ、最優先の作業でもないから材を調達しつつボチボチと行う事にした。この乱杭を打って流入を防止するのはその通りなのだけれど、乱杭がある事で直線的だった水際に変化がもたらされるし、水位と同程度の平坦部が現れるから水辺の小生物には環境改善にもなるはずで、いわゆるエコトーンと呼ばれる役割も担って欲しいのである。

     用材搬入  ➡   杭の作成  ➡   乱杭仕立て