先日の事、猪肉を兄が送ってくれたから久しぶりに燻製でも作ろうかと炉の雨よけを外したら上面に骨格がある。頭部には皮膚が残っていて骨格と皮膚の様子からヤモリではないだろうかと思ったのだった。
炉内の清掃も行わなければならず蜘蛛の巣やサシガメがいる底部の七輪を取り出したら卵殻が見えた。長径8mmほどの物だったがヤモリの卵なのか蛇やカナヘビの卵なのか、これも不明である。
ヤモリの卵は、先日のテレビでは柱にくっついて産み付けていた記憶があるが「そんなものだろうか」と疑わしい思いで視聴したのだった。
この骨格、燻煙中に風に吹かれて飛散してしまった。弔うこともせぬ悲惨な結末になったと思う一方で散骨葬であり風葬でもあったではないかと言い聞かせたのである。
心残りは「西方浄土」に吹かれず「東方壌土」に落ちてしまった事だった。
謎の骨格
謎の卵殻
炉内の清掃も行わなければならず蜘蛛の巣やサシガメがいる底部の七輪を取り出したら卵殻が見えた。長径8mmほどの物だったがヤモリの卵なのか蛇やカナヘビの卵なのか、これも不明である。
ヤモリの卵は、先日のテレビでは柱にくっついて産み付けていた記憶があるが「そんなものだろうか」と疑わしい思いで視聴したのだった。
この骨格、燻煙中に風に吹かれて飛散してしまった。弔うこともせぬ悲惨な結末になったと思う一方で散骨葬であり風葬でもあったではないかと言い聞かせたのである。
心残りは「西方浄土」に吹かれず「東方壌土」に落ちてしまった事だった。

