トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ようやく見つけた漏水個所

2018-11-20 | 小人閑居して憮然
 二つ池のある棚から下段の温水田や棚田へ法面下部からの漏水が止まらない。この場所を狙って猪様が掘り返すので堤と水辺の間は泥濘状態だ。漏水を止めたくてもその個所を特定できなければ処理できないし、もともと水田代掻き中の農耕牛が嵌ってしまう程の漏水洞窟が基盤層にある場所だから根治は難しい場所だ。
 それでも、漏水孔を発見すれば潰してきたけれど、その場しのぎの対症療法でしかない。今回も二つ池の水位の低下が続き漏水孔の特定に難渋した。流入する水量が多ければ漏水個所も顕在化しやすいけれど、ペットボトルの水をジョボジョボと落とす程度の流入量では水の流れで見当はつけにくいのである。

 それでも今回、浅い水溜りと化した水域を丹念に観察しようやく発見できた。開口部は握りこぶし程度だが奥は細いのだろう。水藻などがあったりして判明し難い孔だった。スコップで40㎝程を掘りあげ長靴で鎮圧。靴底の感じ方で孔の部分と基盤層の部分が分かるから、孔と思われる部分の肩部を踵で押し込み押し込円を画くようなステップである。まあ見た目は「麦踏み」に近い。

 これで「やったぜ!」と言う気分になるのが、何とも単純軽薄で我ながら情けない。天下国家にはもっと大事があるはずなのにと思ってしまうものの、あっちこっちの議会の手太楽を視聴するたびに「まっいいか!」になってしまうのだ。早い話、「この議員にして支持する有権者あり、用いる頭あり」なのだから税金ダダ漏れ、当たり前。
 スマホならぬ素阿呆が蔓延してきた、このす素っ破らしき世界…。どこでも抜け穴は絶えないもんです。
 減水している     漏水孔を見つけた ➡  翌日には満水となる 

          漏水や池の一部は尽きるとも世に老衰の種は尽きまじ  誤右衛門