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小生が作っていたカッコウ笛やハト笛はYさんのウグイス笛と重なる部分でもあり、小生的には笛類はYさん、とした方がまとまりがつくし他の玩具に力を向けられる。それで雑ぱくだけれど用意してみたのだった。笛類は筒が長くなれば音程が低くなる傾向があるのは承知だろうけれど実物が有ると無いとでは実体験に関係する。やはり試して見られる物があった方が具体性が高まるはずだ。
太めの稈の笛は製作が容易で音も大きい。縦笛状の笛は切込みと中子の調整に手間が必要だけれど音色のバリエーションが出来る。写真上段の太めの稈の笛では「カッコウ・ドバト・フクロウ」を鳴き分けられる。下段縦型は「カッコウ・緊急車両・電話着信音」を吹き分けられる。この笛のピーポー音と着信音は初めて聞くと間違えるくらいよく似た音が出る。子ども達には面白がられるだろうが一面、迷惑な感もしないではない。
中段の吹き口に黄色のテープを巻いたのは製作して数年たった笛だけれど、乾燥が進み色合いが枯れていい感じになっている。緑色の笛は生竹を用いたのだが、水分が多いから電子レンジで軽く乾燥させてある。必要以上に加熱すると内部から焦げて発火するから注意が必要だ。下の縦型は枯らしたメダケを使った。竹は乾燥すると硬度が増すので加工がし難くなるのが泣き所で青竹は加工しやすいがそのままだとカビが発生するから口に当てるには不向きになってしまう。
さて、こうして見本を作ったものの肝心のYさんが情熱を傾けてくれるかどうか、そこが問題だ…。