トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

根絶の法則

2019-11-19 | 小人閑居して憮然
 例会日に初収穫し、小さいものは残していたから夜間の降雨もあっての3日後、再収穫の大きさになっているだろうと収穫するつもりは無かったのだが視認に行った。育った姿を見るのも楽しみの一つである。
 「あーんれまあ!」あるべきものが全く無くなっていた。心配になり手を当てたら股間のキノコは大丈夫だった。マツタケだったかスッポンタケだったか名称さえ忘れている。年相応でも年は取りたくないと思いつつわが身の根絶は日々の先にあるのだ。

 春のタラの芽やフキノトウ、初夏のササユリやヤマユリなども同様なのだけれど山荒氏様には共通する行動様式がある。総盗りと言うべきか絶滅収穫と言うべきか、要するに根絶、後先の事や思慮分別などに労しない。
 今回のヒラタケも株もとからむしり盗る形でごっそりとお持ち帰りだった。大きいものから外し小さいキノコは残してくれれば次回はあったはずなのに、盗る側からすれば「そんな悠長な事・・・」だったのだろうとは推測できる。恐らく買い物籠満杯の量になっていたはずで「そんなに喰えないだろうに・・・」と思うのは素人、日干しにすれば嵩も減り煮て戻せば歯ごたえのあるヒラタケが楽しめる。根絶総盗りでも憂いは無いのだ山荒氏君は・・・。今後は山荒師と呼ぼう。予防できない巧みな匠の域に達しているからである。

            きれいに消えた        完璧!      

追加除伐で処理連日・・・

2019-11-19 | 感じるままの回り道
 突端部の地拵えも済み定植も終わった。つらつら眺めて来春以降に除伐したかったコナラを追加で除伐、その処理が新たに残ってしまった。まだ落葉が済まないうちに日当たりを見ながら広葉樹林内の間引きを行ってしまいたのだがこれを片付けないと落ち着かない。この日、いつもより早めに自宅を出て「勝負!」のこんころもちである。

 枝の太い部分は先に切り離し、粗朶の部分を束ね集積場所に積みあげてからチェーンソーで押し切って刻んだ。こうすると案外早く片付いてくれる感じがするのだった。前足は粗朶を脛で押さえ加減でチェーンソーの刃を押し入れるから見えない足元には注意が必要だった。調子に乗って刃先を突っ込めば足先真っ二つなんて事態も起こりかねない。

 そんな点に注意して作業をしていて思い出した事がある。母が入院中に見舞いに行った時、同室の患者さんは片手に包帯をしていた。怪我かと思っていたら「裂甲」の修復だったとの事。小生と同年配の綺麗な女性だった。美形と言うべき美人だっただけに悩み多き日々だろうと思ったのだが手術の後、幸せは訪れたのだろうか。
 寄る年波のせいなのか、遠い昔の忘れていた出来事が蘇る。これは木久扇師匠のように頭コンコンせずともつながるから、まあ、小生の方がまだ程度は良いのかどうか。そう思っているだけ悪いのか、判断はつかない。

       追加分  ➡   処理終了  ➡   粗朶山が出来た