トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ヒラタケにヒラ麺

2019-11-18 | 何よりの楽しみ
 ヒラタケが大発生していた。発生期なんて気にもしていなかったから少々大きくなり過ぎの感がある。それでも月例会のこの日、参加しなかったから自宅まで配達した分まで加えると、都合8人分それぞれををレジ袋満杯で採集できたのだった。

 持ち帰ったヒラタケ、まず食したのはステーキ、としたかったものの、TVコマーシャルに影響された感がして手軽に「レンジでチン」にした。おやつ代わりの一皿である。しんなりするまで加熱したら皿には液がたっぷりと出てしまった。肉なら「肉汁」なのであろうがキノコではほとんど水分だろう。それでも捨てずに夕食の汁に加える。
 ステーキではバターと塩コショウが「美味しい」と信じて疑わない小生でも、我が家にバターは無いのであって、ましてはチンの代物だ。オイスターソースを手づかみで絡め口に放り込む。美味しいのは美味しいけれどフライパンで焼いた方が香ばしさも出るだろう。たっぷりあるからオリーブオイルで焼いてみよう。
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 夕食はカボチャの煮汁に滲出液と「出汁とりメカブ」を加えた。初めて使うこの「出汁とりメカブ」は三陸産で頂き物だ。これにきし麺と長ネギの微塵を加え煮込む。寒くなると煮込みのきし麺が食べたくなる小生であった。
 丼に入れてトッピングは予め煮付けておいたヒラタケのタンザクを乗せ、残り物のカボチャも乗せる。さらに頂き物の湖産の青海苔と海産の黒海苔を混ぜて仕上げた海苔を乗せた。軽く火に焙っても麺に乗っければしわしわで見る影もなくなる。見た目は悪い一品だけれど独りで味わう分には一向に差し支えない。
 インスタ映えが闊歩するご時世だけれど、インスタ映えを狙うわけもなく、粗食をあからさまにする必要もないものの、これが破綻年金世代の食事情でもあり食えるだけでもありがたい。インスタ、インスタとかまびすしいが小生には「インスター」とも聞こえ「入ん星=入寂」の連想がある。まあ、年寄りのひがみだろうけれど鑑になるのは絶望的だ。