
持ち帰ったヒラタケ、まず食したのはステーキ、としたかったものの、TVコマーシャルに影響された感がして手軽に「レンジでチン」にした。おやつ代わりの一皿である。しんなりするまで加熱したら皿には液がたっぷりと出てしまった。肉なら「肉汁」なのであろうがキノコではほとんど水分だろう。それでも捨てずに夕食の汁に加える。
ステーキではバターと塩コショウが「美味しい」と信じて疑わない小生でも、我が家にバターは無いのであって、ましてはチンの代物だ。オイスターソースを手づかみで絡め口に放り込む。美味しいのは美味しいけれどフライパンで焼いた方が香ばしさも出るだろう。たっぷりあるからオリーブオイルで焼いてみよう。



丼に入れてトッピングは予め煮付けておいたヒラタケのタンザクを乗せ、残り物のカボチャも乗せる。さらに頂き物の湖産の青海苔と海産の黒海苔を混ぜて仕上げた海苔を乗せた。軽く火に焙っても麺に乗っければしわしわで見る影もなくなる。見た目は悪い一品だけれど独りで味わう分には一向に差し支えない。
インスタ映えが闊歩するご時世だけれど、インスタ映えを狙うわけもなく、粗食をあからさまにする必要もないものの、これが破綻年金世代の食事情でもあり食えるだけでもありがたい。インスタ、インスタとかまびすしいが小生には「インスター」とも聞こえ「入ん星=入寂」の連想がある。まあ、年寄りのひがみだろうけれど鑑になるのは絶望的だ。