トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

第二トンボ池に水が無い・・・

2019-11-08 | 小人閑居して憮然
 予定の作業を終え「まあ、一回りして帰るか・・・」と水見回りに出た。トンボの飛翔は極端に減ったし水辺の保全作業は一段落したしと連日の見回りをしなかった結果が第二トンボ池の渇水だったのである。理由は二つしかない「水が来ていない」か「漏水」である。
 取水堰を確認したら梁材を据えた底部まで詰めていた粘土が流出してしまっていた。泥水池からの分水はチョロ水だが落ちている。スコップなど持ち合わせをしていないし取りに戻るのも面倒で、とりあえず泥でお茶を濁した。
 泥水池の分水仕掛けを確認に行くと先日の調整でオーバーフロー部を数ミリ下げ過ぎた影響が出ている。分水升上端まで水が届かずトンボ池方向へ流れが滞てしまった。
 分水升を新たに作り直すのも大ごとだし、ここはオーバーフロー部に薄板を張り付けて始末するしかない。どちらにしても明日以降の作業になった。ホント、「水見回り」を舐めるとすぐしっぺ返しが来る。まあ「桜守り」なら聞こえも良いけれど泥水池の水み守りでは囚人労働の様なものである。

生育不良樹ナツメの移植

2019-11-08 | 今日は真面目に
 拠点に植えてあるナツメ、もう五年もたつのに全く育ってこない。日当たり不十分より浅い表土の下が粘土質の基盤層である環境に原因があるのだとは承知していたが移植適地も思い浮かばず放任状態だった。いや放置状態が正しいだろう。
 今回、尾根末端部の地拵えを行って果樹を定植した残りの部分に移植する事にした。掘り取って拠点を下り尾根末端部に少々登ればよいだけなので作業時間としては1時間もあれば十分な行為である。

 それでも水決め用の水をバケツ2杯とつっつき棒、スコップに支柱と結索紐等々、用意はしなくてはならない。掘り取る時にスコップを靴底で押し込んだのだが基盤層に当たるまでがスコップの刃の長さだった。これでは十分に育つはずもない。ナツメの導入は秋口の餌として用意するつもりだったのだけれど成長結実しなければ無いに等しい。まあ、ついでに小生の口に入れば祝着至極のはずだったけれど、土壌不良では致し方ない。
 五年も放置しておいて今になって移植するなど執着至極とも言えようか…。

 移植先は日当たりのよい突端部の南側で土壌は肥沃とは言い難いものの厚さもあるから活着すれば育ちは良いはずだ。他の果樹も含め来季の成長が待たれる。

          掘り取り前   ➡    移植して水決め