トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ムーミンセット、ようやく完成

2020-01-05 | 何よりの楽しみ
 数が多くて辟易しながら作業をしていた「ムーミンセット」の仕上げが終わり、ようやく5セットを作り終えた。細かい手作業ばかりで数が多い玩具は年々大儀に思えるようになって、これも加齢に伴う根気や意欲の衰えなのだろうかと少々気になるところではある。

 細かい手間が多くて進まなかったピースの面取り50個と立ち木に見立てたテーダ松にスタンドを接着してようやく解放された。手間暇を要する割には糸鋸やサンドペーパー、サンドブロックなどの消耗品の原価さえおぼつかないイベントでの展示販売は、買う方は「めっけもん!」と思えるだろうが制作者は「持ち出し」の方が大きい。
 それでも作ってそろえるのは「楽しみ・暇つぶし」に他ならない。減り続ける年金の中から材料費を捻出するなんて事は道楽の極みか・・・。

 まあ、それにしてもパチンコや競輪競馬で「摩った」と考えれば「喜ばれる」だけ「マシ」なのだろうと思う。何のことは無い爺我自賛の自己満足が底流にあるのだが年間の中で唯一、雑踏の中に身を置いて見知らぬ人だが話を交わす数時間は姥捨て山の棄民には貴重なひと時でもあるのだった。強いて言えば「人時」である。ほんの数時間、社会の壁際通路にいるために半年ほど煩わしい事を続けるのも「ボケ防止」に少しは役立っているかもしれぬ。
 壁の花、通路の花ならず、鼻水みたいな存在だとしてもおチビちゃん相手の一時は「値千円」に値する。のは当人だけの弁・・・。