トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

運呼!運耕!運功! 2

2020-01-09 | 何よりの楽しみ
 思わぬ新春の嵐と言うやつで自宅雪隠詰め。幸いにして工作が出来た。ベランダから垂らしたシートのおかげで縁台でも濡れずに💩の磨きと塗装を済ます事が出来て、異常気象でも少しばかりは役に立った。
 彩色を黄色のスプレーで行おうとしたものの、少々リアル過ぎではないかと思い金色に塗装した。これで新春の「金運」アップ間違いなし。しげしげつらつら眺めればキングコングならぬキングウンコの威容、さすがマスタートロルの作じゃあと独りごちた。

 これをイベントの店頭で展示すれば「変態!」とヒソヒソ指さされ顎をしゃくられるのは必定だろうけれど、それは大人の感覚だろうし大人相手ではなく蜜に群がる蟻のように集まり騒ぐ少年が対象なのだから癪に障る事も無い。よーし!久しぶりに餓鬼を相手に盛り上がるぞー。まあ、盛り上がるべきところはとうの昔に盛り上がらないけれど・・・。
 仕上げ前の段階では天辺の盛り上がった切れ跡は平らだったのだが、螺旋を掘り込む過程で多少上向きになるように掘り込むことが出来た。
 この部分の形如何では「巻貝」になるか「💩」になるか明確な一線がある。デザインの中で線ひとつ、カーブの多少でがらりと印象が異なってくる、なんて話を読んだか聞いたかした記憶があるが、この部分はまさしくそのポイントで天下分け目の関ヶ原だった。

 子どもたちは興味を持って騒いでも付き添う親は「いけません!」と言ってしまう物の一つだろうから売れるかどうかは定かではないものの好々爺面するのも面白くない。大人が関心を持ってくれたら殺し文句を考えてある。「今年の金運はこれで決まりますよ!」。まあ、広告にしげしげ現れる「金運アップの財布」や「ブレスレット」などに比べれば、大量生産された物品ではなく極めて限定された4名様だけの金運なのだから大枚をはたいてくれるかもしれぬ・・・。さすれば、おいらの財布にも春が来る。
 情けは人の為ならず、我が財布のためにある。