トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

もち麦で作った甘酒

2020-01-12 | 何よりの楽しみ
 もち麦を添加したご飯は稀に炊くのだけれど、今回お土産にもち麦を頂いたので1合半を使い粥にして200gの乾燥糀を加え甘酒に仕立ててみた。
 玄米仕立ての甘酒も正月の残り物の餅仕立ての甘酒も作った事があるけれど、どちらも美味しいとはならなかった。玄米仕立ては粒々感が際立って、粉砕してから作れば口当たりも異なったと思うのだが、我が家にはミキサーなんて文明の利器は無い。餅から仕立てた甘酒は原材料が同じもち米なのに餅特有の匂いが強くなり友達にはなれなかった。
 もち麦甘酒は玄米仕立てより粒々感は少なかったものの、麦特有の風味があったような無かったようなすっきり感に欠ける。それでも糖度は28度あった。濃厚すぎるから薄めて飲むにしても糊化が少ないのか混ざり具合が足りない気がする。それでも玄米仕立てよりは飲みやすいか・・・。

 昨年初冬の頃、店頭に郷里の酒造会社が生産した甘酒が並んだ。試飲してみようと思いつつ買いそびれ、年明けてからの店頭からは姿を消してしまった。系列店でない店舗も探したものの結果は同じでドジを踏んでしまった。代わりに大手が販売する甘酒1パックを購入して飲んでみたのだが色合いが玄米仕立てそのままに思えた。味の好みはすっきりしているけれど糀の特徴を押さえた加工をしているようにも感じて「買ってまで飲む事も無い」のが心証である。

 で、自分で作ってみたのだったが「出来る、出来た」を確認しただけのお遊戯に近い。こうなるとサツマイモや片栗粉でも作ってみたくなる。片栗粉は澱粉そのものだから糊化させてから糀を加え甘酒に仕立てれば濃厚な一品が出来るやもしれぬ。こうなってくるとスーパーに片栗粉を購入に出かけたくなる。玩具の工作は尻に火が点いているのにだ。切羽詰まれば逃げ出したくなる甘い誘惑に弱いわ・た・し。

       粥と糀   ➡    撹拌混合   ➡   完成