トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

サウンドオブジェは好きです。

2020-01-24 | 何よりの楽しみ
 イベント用に準備した2品、唸り木とスピリッツキャッチャーを搬送準備で手にして「あーあ、」となってしまった。秋口の頃に工作していたから完成していなかった事を忘れていたのだった。
 日数的には間に合うものの空模様が✖となる可能性が高い。完成させても無駄になる見通しでも10器完成させた。スピリッツキャッチャーについては試作の段階で「ン十肩緩和器」なんて題で投稿しているから目新しさの一点も無いけれど雨天の暇つぶしになる一時だ。

 「サウンドオブジェ」と総称される装置の音が快いのはいわゆる「F分の1」という揺らぎにあるのだと推測しているが確証はない。まあ、自分の耳に心地よい音だというしかないのである。
 そんなことから中年の頃はホーミイを練習したり口琴を集めたり、はたまた竹製で改良ムックリをイベント用に製作展示したものの売れ行きはさっぱりで、いかにニッチな趣味なのかよーく判った。

 今回の唸り木とスピリッツキャッチャーはぶん回すだけで済むので練習も熟達も不要、すぐに音が出る優れものとも言えようか。てなことで工作し紹介方々展示販売をし、あわよくば小銭キャッチャーするはずだったのだが雲行きが怪しい。イベントに出なければ小銭すら入らず減価償却も出来ない。工作している時はそんな下世話な事を思い描いている訳でもないが、物品ごとに包装していると「無駄になるだろう」感が滲み出る。

 それはともかくスピリッツキャッチャーは軽く回すだけで音が発生するのが良い。唸り木はそれなりに「ぶん回す」努力がいるしその分リスクが大きい。それはそれとしても響いてくる音は不思議と心地よいのだった。
 昔、「クロコダイル・ダンデイ」というシリーズ化された映画の中にこの唸り木で仲間の先住民に助けを求めるシーンがあったけれど、いかに辺境の人工音の無い環境だとしても実用性としてはどうなのだろう。自分で音を出して感じた事だ。まあ、映画の中の世界なので楽しめば良いのか・・・。目くじら立てれば「どうして?」や「ありえない!」のはごまんとあるからな。

            スピリッツキャッチャー        唸り木