トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

シロマダラ捕獲器の更なる変更

2020-07-01 | 今日は真面目に
 筒が短かったため全身が中に入らずトカゲだけご馳走になり遁走してしまったであろう状況を反省し長筒に作り直し継手の部分で取り外しが可能にして捕獲されたヘビを取り出しやすくしたつもりだったが、筒と継手の嵌り具合が固くて木槌でコンコンと叩かないと抜けないのが判って、再再度の作り直しとした。

 全長は短縮し継手を外して回収する方式は止め、新たにボトルの上半分を取り付けた。これによりキャップを外せば回収できる。中の蛇にとっても筒端をコンコン叩かれて外されるよりストレスにならないはずだ。塩ビ管の外径と4リットル焼酎ボトルの外径は同じでないから厚板をドーナッツ状にくり抜き両者を合わせる部材にした。見かけもそう悪くなってはいない。
 このままだと円筒なので安定せずトラップの扉の上下が不安定になったしまいかねない。そこで片方だけ台座を取り付けた。これで転がる心配は無くなり、雨水も筒が傾斜しているから水抜き孔方向に流れるだろう。

 朝から雨が止まず午前中の工作で完成したが午後に日差しが戻ったから「トカゲは出るだろう」とフイールドに仕掛けに行った。結果は丹念に歩いたけれどトカゲの影も無く、トラップを仕掛ける場所にとりあえず設置しておいたのだった。やはり「そこにある」のが安全と確認されるまでにはヘビでも数日必要なのだろう、とは最初の学習だ。

    切断した筒と取り付ける取り出し口     取り出し口と台座    全体の姿


『デザインと機能の改良』
 プロトタイプ(500mm)➡  全身が入る長さと継手部で取り出し➡  長さを詰め取り出し口設置

 プロトタイプは短すぎ尾部まで入らず逃げられる原因になった。取り出しもビスを外し入口部かもう一方の蓋を外さねばならなかった。Ver2は全長を倍にして継手の片方を接着せず、ここを外してとりだす形にしたが抜き取りに難が出たし重い。Ver3は塩ビ管タイプの最終型とし、取り出し口はネジキャップで開放する。転がらぬように台座も付けたから据え付けにも安定感が出た。

 現段階ではこの塩ビ管製で捕獲を試みる心算なのだが、もう1タイプ想定しているのは鉢底ネットを円筒に巻き筒を作り、これに入口と取り出し口を付けてみる案である。既にスプリング蝶番は購入してあるし入口漏斗部と取り出し口は1.5ℓのペットボトルを用いてみる。これで携行性が向上し外側から内部のトカゲを感知しやすくなる。「最終兵器」は「これだ!」と爺我自賛なのだが着手は降雨で退屈したら・・・の絶賛折り紙付きだ。これでもフイールドの除草作業は待っているし、最終兵器は誘惑し続けているし、小生、いまだにモテ期なのだわい。
 「ウグイス鳴かせた頃もある」なんて川柳だかの一節があるが、小生「未だウグイス鳴かせてる」のだった。作業に工作に邁進すれば老骨に鞭打つ事になり「肩が痛い、腰が痛い、腕が痛い」とよう鳴くのじゃった。

                鳴いて貼るシップの香りは花の園


今日のトンボ「羽化トンボ道を占められ回り道」

2020-07-01 | 小父のお隣さん
 さーて、今日も暑いが草抜くぞ!、と意気込んで泥水池に降りようとした足元のカサスゲに羽化トンボがいるではないか。それもまず泥水池では見たことのない「ヤンマ型」なのだった。千歳一遇とばかり当然デジカメで写したけれど、通るには跨がなければならない。そんなことをしたら予定より早めの初飛行を強制してしまう。仕方が無いからお手紙書いた、でなくて後戻りして法面から池に入った。

 さて、このトンボ、種類が判明しない。オニヤンマはぶら下がって止まるけれど、この段階は羽化してようやく身体が硬化してきた頃合いなので、止まり方で「オニヤンマ」とは言えない。ほとんどの種が羽化直後はこの姿勢だろう。その上、オニヤンマの産卵する環境でも無いから当然ヤゴも好んで生息はしないはずである。
 となるとちょくちょく見るコオニヤンマかと思ってみても判別眼が無い。結局は写真と抜け殻でS先生に鑑定をお願いする羽目になるのだった。

                    

 さて、抜け殻と写真を車載し待つ事一週間、出会えたS先生にさっそく鑑定してもらうと抜け殻で「オニヤンマ」と断定された。ヤゴがいささか小振りだったようで「個体も小さ目だったでしょう」の回答だった。小生がウロウロしていたのは「オニヤンマにしては小振り」さにもあったのだった。見慣れているはずのトンボでさえ、ちょっとの違いで迷宮入りである。