トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「ツンツンと飛ぶ理由」

2020-07-05 | 小父のお隣さん
 この数年、キイトトンボの数が増えた。草むらを掻き分けて進むと1㎥に10匹程度もいるだろうと思える光景も珍しくなくなった。このキイトトンボの飛翔は特徴的で「ツンツン」と言いたいような飛び方をする。当初、理由が分からなかったが最近になって推定であるけれど解が浮かんだ。それは「草叢の中を好む故の飛び方」なのではないだろうか。
 小生がキイトトンボの身になって考えると草叢の中は一寸先も妨げられてよく分からない空間だ。だからツンと進んで停止確認、またツンと進んで確認、とまあ斯様な状態なのだろう。

 面白い事に低草池で草叢が無い空間での飛行はツンツンとしていない。イトトンボそれなりの直線飛行もしているのだった。この幸福の黄色いイトトンボは見ているだけで癒される存在だ。
 そこで謎々「ツンツンされても幸せになれる相手はだーれだ⁉」。

煮豆は難しい…

2020-07-05 | 何よりの楽しみ
 2014年9月が賞味期限の大豆を煮豆にしてみた。豆腐を作るつもりだったのか納豆を作るつもりだったのか既に記憶には痕跡も無い。昨年、古くて変色した小豆を調理してみたのだが、これは味も悪くて食える品物ではなかった。今回の大豆は古いけれど見た目も悪くなさそうなのでまずは吸水1日行ってから煮てみる。
 袋には「3~4時間煮てください」とあったけれどそこまで煮込むのはガスの無駄遣いのように思え「保温調理鍋」をだして軟らかくなるのを期待したけれど期待外れだった。もとよりレシピなど見ず「煮込んで軟らかになったら味付け」の我流なのでこれが失敗の元だった。

 作り終えてからネットのレシピ集を見ていたら「重曹」を使ったり「圧力鍋」を使用したりと様々あって、どれも簡単にできたような記述だ。小生にすれば「嘘言え!」と捨て台詞も言いたい中身だった。結果は「しっとり軟らか」にはならず食えるけれど「水分不足感」のある食感だったものの味は丁寧に作ったので、昆布も味醂も使わない割には上出来だったろう。
 「煮れば軟らかになる」という思い込みは、郷里で味噌づくりをしていた記憶があったからだ。ドラム缶の鍋で大豆を大量に煮て、ふっくら軟らかくなったのをつまみ食いしていたのは学齢前後の頃か。味噌玉にし藁縄で囲炉裏の煙だしの中に吊り下げて燻煙していた頃を思い出す。煤まみれになりひび割れ、カビも大量についた味噌玉を包丁で刻み塩水を加え臼で突いている味噌づくりは今は無い。

    吸水させ茹でる   ➡    調味液で煮詰める   ➡    出来上がり