郷里の姉から送ってもらった「晒しエゴ」。郷土食でもあるのだが、やはり無性に食べたくなる時があって、その折々に作って食べている。正直言って「ご馳走」の部類とは言い難い品だし「美味しい」物でもないけれど口が欲しがる。
今回「まだ残りがあるはず」と棚の奥を探したら出てきた乾燥品は「2011年」採取だった。かびてもいないし「賞味期限や消費期限」などは無い自家採取品なので「ままよ!」と水に入れて戻してからに煮溶かす。姉からは「弱火で3時間くらい煮続ければ舌触りの良い仕上がりになる」と聞いているけれど、そこまで煮続ける根気強さは持っていない。せいぜい30分程度が限界だ。
沸騰溶解させ粗熱を取ってから冷蔵庫で一晩冷やした。一品目は使い道がない「レモン糀」を掛けさらにオリゴ糖を垂らして食べた。見た目は「スイーツ」そのもので食味もレモンの酸味とオリゴ糖の甘味が糀により調和して口に広がる。郷土料理の晒しエゴとは全く異なる新境地で「あり」なのだった。これで「レモン糀」の用途ひとつが得られたといえる。この「レモン糀」はステーキに乗せて食してみたいのだが財布と相談中・・・。
二品目は郷里では定番だった「味噌漬け」なのだが、今回は「えひめAI仕立て糠味噌漬け」にした。糊化し冷やして固めた晒しエゴを直方体に切りガーゼで包んで糠味噌に埋めた。郷里では大きな味噌樽の中に埋めたけれど近代生活では味噌樽なんてものは既に無く、味噌を塗って容器に入れて冷蔵庫へ、なんて手順では気が進まない。第一、味噌の味わいそのものからして異なるのだ。
糠味噌から取り出す前に「形が崩れている」のが判った。ガーゼで包みそーっと扱って埋めたのだったが失敗した。でも原因は扱いでなく固化状態にあったようで古すぎて固化不十分になったのか、水が多すぎて緩かったせいなのかは判明しない。どちらにせよグズグズになった晒しエゴは味見しただけで廃棄となった。
乾物と言えども常温で9年も放置していれば変質しているのは想定できるし、失敗の原因は「古くて劣化」にした。そこで思い出したのはずいぶん古い話になるけれどプリンだったかゼリーだったか固まらなかったことがあった。原因は果物の中の酵素だったのだが、今回の型崩れも雑多な材料を投入してきた「えひめAI仕立て糠味噌」にあったかもしれない。でも確認のために次の糠味噌漬けは無い!。



糠味噌から取り出す前に「形が崩れている」のが判った。ガーゼで包みそーっと扱って埋めたのだったが失敗した。でも原因は扱いでなく固化状態にあったようで古すぎて固化不十分になったのか、水が多すぎて緩かったせいなのかは判明しない。どちらにせよグズグズになった晒しエゴは味見しただけで廃棄となった。
乾物と言えども常温で9年も放置していれば変質しているのは想定できるし、失敗の原因は「古くて劣化」にした。そこで思い出したのはずいぶん古い話になるけれどプリンだったかゼリーだったか固まらなかったことがあった。原因は果物の中の酵素だったのだが、今回の型崩れも雑多な材料を投入してきた「えひめAI仕立て糠味噌」にあったかもしれない。でも確認のために次の糠味噌漬けは無い!。