トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

やっぱり食えない摘果リンゴ

2020-07-12 | 小人閑居して憮然
 相互受粉樹となるフジと紅玉、すでに一度摘果はしているのだがピンポン玉大より大きくなって袋掛け期になった。ここ何年かは袋掛けもせず薬剤散布もせずの放任栽培だったけれど、今期は久しぶりに袋掛けをした。
 それぞれ20袋、つまり20果の収穫をと考えたのだけれど、雨の止み間を選んで袋掛けしたけれど樹1本に20果では少ない様に感じた。30果まで増やしても大丈夫な感じもしているけれど「美味しい」果実を食べたければ実成りは押さえなければならない。

 今回、袋掛けに際しても、肥大の悪い玉や変形果などを滴下したけれど、見た目は色づいている物もあって「食べられそう」と思ってしまう。いつもそれで騙されるのだけれど、と言うより貧乏性で捨てるに忍びなくて口に入れたがるのだったが、今回もそうして「やっぱり食えない」不味さだった。まあ、判っちゃいるけど止められない・・・の口。

            袋掛けした紅玉       今回摘果分、右紅玉、左フジ



ヘンルーダの植え替え

2020-07-12 | 蝶の食草園
 Sさんからヘンルーダのプランター植えを頂いた。何故ヘンルーダに関心を持ったかと言うと「キアゲハもカラスアゲハも」で、要するに複数のアゲハ類の食草になっているという話からだ。
 小生の経験値の中に限って話すれば、各々のアゲハ類の幼虫の食草は決まっていて、複数の食草を持つ種は知っていても一種類の食草に数種の幼虫が付くのは知らない。

 そんな中で、このヘンルーダに関しては「数種の幼虫が食草としている」との話だったから「それなら吾輩が確認したい!」と茶々を入れてしまったのが事の顛末。そんなことで譲られてお輿入れしたのだったが、持ち帰って株分したら11株を作ることが出来た。とりあえず株分も済み、後は養成して定植までもっていけば良い。フイールドの食草園と自宅の庭に植えて食草となる日を待つ事にする。

 植え付けしてからネットで調べてみたら「ルー」とも言ってハーブとして利用されている事が載っている。実物は知らなかったけれど「ルー」の名前は知っていて、ようやく現物を見たことになった。記事を読み進めていく内に心配が高じる内容を見てしまった。「毒性があり素手で扱うと皮膚に炎症を起こしやすい」とあるではないか。ご丁寧に「見たくもない腕の皮膚症状」まで載っていた。
 気の弱い雅育ちの小生としては肌の荒れは重大事である。シャワーで身体は洗ったけれど翌朝まで「発疹・赤発」が気になってしまった。まあ、ところがどっこい魚沼産コシヒカリで育った小生だったからなのか安堵した結果でヤレヤレの顛末。

 現在、庭にはノアザミと花魁草の花があってキハゲハが飛来している。ほったらかし野生状態のミツバとフェンネルは既に数頭の終齢幼虫を送り出した。ヘンルーダは注意深く様子を見ていく。もし数種のアゲハが食草としていたならば「世界蝶類皆兄弟!」のように吐乱夫の対極に位置づけられる植物だ。まあ「仲良きは美しき事!」なのである。