トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「ヒヌマイトトンボ」の記事

2020-07-02 | 小父のお隣さん
 新聞記事だったのかテレビだったのか「写真」も記憶にあったので新聞を繰ってみたけれど記事は見当たらなかった。たしか「7年ぶりくらいの生存確認」だったように記憶している。小生のフイールドでは汽水域などは無い里山なのでヒヌマイトトンボを見る事は叶わないけれど祝着至極のニュースに違いない。図鑑から写真を複写して転載すれば絵も載るのは自明の理だけれど、万が一にも出現する種ではない環境だから、あえてするほどの事も無いだろう。

 観察者と言うべきか確認し撮影したご当人は望外の喜び感を醸し出していたから、やはりテレビの報道で見たのに違いない。その報告を受け、県だか市だかの担当者のコメントも添えられていた。報道された一文一句通りではないけれど「注意深く観察していきたい」と気のないコメントには唖然茫然愕然だった。役人の模範通りのコメントと思わずにはいられなかった。早い話「何も手立てなどしませんよ」が本音なのだ。
 環境を保全する意思など毛頭ないと言って良いだろう。まあイトトンボの一種くらい汽水域にいてもいなくても「知っちゃあいない」に同じだ。

 今はどうだか知らないが「天然記念物に指定」が流行った当時、指定されて逆に環境が悪化し衰退絶滅した種も地域も多々あったのは書物で知った。まあ、お役所仕事の典型模範の結果で「指定して一丁上がり」なのだろう。終身雇用・給与保証の処遇に見合った、ご面倒は御免の気楽なコメントだった。うらやましい・・・。

キジョラン結実していた・・・

2020-07-02 | 蝶の食草園
 食草園にS先生を案内しながらご教示を頂いていた時の事、キハダに絡ませたキジョランに青い実がぶら下がっているのを発見した。ゴルフボール3個を連ねたほどの大きさで一見マンゴーに見える小生は初めて見る結実である。この蔓は自宅の庭に定植しかれこれ7年くらいは面倒を見ていたけれど1m以上には伸びず、花穂がついても結実したことは一度もない「いじけた」蔓だった。

 それが業を煮やして早春に移植してからは機嫌がよさそうでほっとしたのだったが今期は開花していないし結実するとは思わなかった。S先生に訊ねると「昨季の開花結実です」との事だった。推定であるけれど自宅で受粉していてもひねてしまった蔓は実を太らすことも出来ず経過していたのだろう。
 残る心配は盗まれたりむしられたりであるけれど。24時間見張りする訳にもいかず、こればかりは運を天に任すだけだ。

泥にまみれて息絶え絶え・・・

2020-07-02 | 水辺環境の保全
 「今日で片付く!」と勢い込んで作業に向かったのだったが、あえなく途中敗退だ。泥水池1の除草範囲は池全域に及び、その上、今まで除草してきた池より草勢は格段に強い。それでも「抜去」しなければトンボの飛翔したい水面が出てこない。道具は創意慢心、いいえ、この日は満身創痍の老骨に三本鍬を携えての作業である。

 他の池より面積は大きいし二辺は肩の高さがある環境なので抜去した根茎を引き上げる場所は限られる。低い二辺は畔とフジバカマの群生を保ちたい一坪足らずの草地なので引き上げは出来ない。結局、昔々、保全作業に入る頃に浸食溝で今だ用土不足で低い部分に盛り上げるのが「最適」なのだった。ひと鍬ひと鍬の根茎泥土でも数を頼めば埋め立てには役立つ。
 そんなことで三本鍬を打ち込み揺すり、泥中の根を緩めてからそのまま曳いて積み上げ部に放り込む事90分、気温も上昇し汗も眼鏡に溜まるようになって「止ぁめた!」にしてしまった。まだ1/3も終わっていない。

 帰宅するには早いし、放水路の草刈りをし増水時に流れが滞らないようにし、水際の不要な桑の木のひこばえを切除したりしてクールダウン。汗の乾いたメガネは曇って見えにくい。先行きはもっと不透明だ。

    ➡    1/3だけで撤退         根茎泥土は埋め立てに