トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

勘ぶり屋、大爆発!

2020-11-11 | 感じるままの回り道
 「芸術は爆発だ!」といったのは岡本太郎画伯だが「妄想も爆発だ!」と成ったのは小生である。とは言え、さしたる理由はない。「名前はまだ無い」と言った猫みたいなもんであろう。
 朝は晴れ間が見えても昼近くから降雨の予報で雲行きも怪しい。フイールドに出かけ逃げ帰るのも癪だから縁台工作をする事にした。頭骨玩具の材料は持ち帰ってあるが変わり映えしないから気がのらない。頭骨玩具より変化に富む「三葉」を作る事にしたのだ。これも先日に拠点道具小屋で材料を用意しておいた。1月のイベントが開催されるか不明なのだが、とりあえず準備しておくに越したことはない。

 数をこなすには同じ形状部材で作るのが早い。ましてや今回は図面を描いたのだ。しかし切り出し加工が進むたびに「同じではあんまりだ!」という結果になって多少のばらつきを入れた。そもそも端材で作る玩具では、同じ材で揃えられる状態でも無く、まずは使える材を使えるところに廻すしかないのだった。だから「バラツキを入れず」とも材そのものがバラバラである。頭部と尾部は同じ材で作りたかったものの材が不足で、胴体部は集成材だから必要な量はある。
 集成材を使ったのは安い、加工が容易とする面もあるものの、着色剤でカラフル三葉虫を作ってみたいという欲望が渦巻いているからで、「君の名は?」「カラフル三葉!」まあ、ボッチで盛り上がっているだけ…。

 三葉虫全盛期は「カンブリア紀大爆発」とか言われ、兎煮も角煮も、いいえ、とにもかくにも生物の大繁栄だったとか。姥捨て山ではそこまでの化石も無いから「妄想」で処理しなければならない。「虚実織り混ぜて」というより「虚構バッカリ」なのだが模型でも無く玩具なので許容範囲だろうと独りごちた。そう、工作は耄碌していても「意気に感ず」がエネルギーなのだ。

 朝食もそこそこに昼食はこそこそと済ませ写真の段階まで進めておやつの時間、熱い焙じ茶を入れたが甘いものが無い。根を詰めると甘いもののひとつも食べたくなるのだった。あるかないか探すまでも無く、お出かけバックに夏の残り物「塩飴」があるのを思い出してしゃぶった。雨は落ちてきたし、次の作業は粉塵作業なので室内では出来ず、塩飴しゃぶって戦闘意欲減退。まあ痴れ者は茶菓に疎し、なんちゃって茶化しましたとさ。