
クモ類は郷里の芋穴の中でいつも見れたユウレイグモ以来好きでは無かったのだが、多眼の頭部やハナグモを知ってからは少しだけ距離が狭まったように感じる。ハナグモを知ったのは拠点駐車場の植木の葉上で、小生に前脚と言うべきか二本高く掲げて威嚇してきた時だ。
「なんだ、このクモは⁈」と思った一方で透き通るような白体がなんとも美しい。威嚇のポーズも可愛い限りで、娘盛りが集まってドンチャカするアイドルなんて屁の河童であろう。そのハナグモが小生の庭、工作していた縁台に登場したのだった。このハナグモはどーもしおしいらしくて隠れたい一方の行動を取り、カメラを構えても静止してくれずまともなポーズで写すことは叶わなかった。まあ、アイドルになりたいなど心の片隅にも無いのだった。
大和なでしこだったら、こう歌えるのだろうか。
妻をめとらば才たけて 見目麗しく情けあり 小生の場合は、残念…
