トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

林床のネザサ刈り 3,4段目

2020-11-21 | 今日は真面目に
 弁当持参で夕方まで踏ん張れば5段の段々ネザサ刈り払いは済んでしまうのだが、既にその気概は失われて刈り払い機の燃料タンク一杯分を消費すれば「給油して継続するかやめるか?」とハムレットの心境になる小生だった。この日は朝早く出かけたこともあり給油して2段分のネザサを刈り払った。

 3段目4段目は小灌木が多いけれど平坦な5段目とは異なり成樹が目立つ起伏の多い地表で大石が頭をそこかしこに出している刈り払いし難い段でもある。地表を舐めるように、いわばシェーバーを使う感じのネザサ抑制だけにしか効果のない刈り払いを続けているが、続けなければ数年でネザサの藪となり立ち入る事もうっとおしくなるのは間違いない。
 そうなったところで誰も利用していないエリアで、小生だけが「実生樹育成林」を夢見てネザサ抑制をしているだけなのだった。まあ、物事の実相はそんな程度なのかもしれない。

 5段目はヤマハギやガマズミの実生樹が多かったが3,4段目はアケビやサルトリイバラなどのつる草が目立つ。サルトリイバラは食草となるから刈り残してきた成果なのだろうが、結果として作業し難い環境を作ってしまった。立ち上がれる樹木が傍にある蔓は問題ないけれど、草地で伸びた蔓はだらしなく展開してジイトリイバラになってしまった。結実させている蔓は残しているが、ほどほどにしないと我が身が絡めとられてしまいかねない。
 そうこうして食草として温存していても、その割にはルリタテハの幼虫は付いていないのが通例だ。

               三段目       四段目