トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ミカン切りで採ってきた…

2020-11-27 | 感じるままの回り道
 頼まれ作業なのだが2回目のミカン切りに行ってきた。国道は朝のラッシュで渋滞中、行き先はカーナビが立ち上がらずにプリントした地図のみだ。前回、現地を案内され帰宅したけれど帰宅の順路は記憶にないからトレース出来ないし、ペーパー1枚が頼りだった。ともかく現地の農園に到着したが現場をも特定できない。「この中のどこかで作業しているので探してください」と言われていたのを思い出し、走りつつ訊ねてみても「あちこちにあるし・・・」ともっともな返事ばかりだ。

 仕方が無いから「帰宅します」のメールを送って圃場の出入り口まで走ったら右手前方で収穫作業をしている一角が見える。車を回して確認したらやっと「そうだった」のだ。ハサミと収穫かごを借りミカン切り作業に入る。ほどなくして空巣を見つけた。ミカンの樹の内部では無くて葉の数枚で隠されているような位置であった。
 巣の中には卵の殻があったのだが「巣立ちするまで殻がある訳もない」。きっと孵化して早い段階で捕食されているに違いない。

 ただ不思議だったのは獣鳥害に果実が遭ってはいない事だった。広い圃場をみわたしてもカラスやヒヨドリの姿もない。猪の被害や猿の被害にも遭ってはいなかった。「何でだろう 何でだろう」の御仁に聞けば分かるのかもしれないし分からないかもしれない。まあ、そんな事を考えるより園主に聞いた方が早いに決まっているが、寄ってたかってミカンを切っている作業者の手前、馬鹿な質問も出来なく聞かずに帰ってきた。
 で、みかん切りはしてきたが小生の収穫は空巣1個だった。もちろん、この夜は本を抱えたまま寝落ち。小生、生まれも育ちも由緒正しい真正のコシヒカリ産地だし寝相も良いタイプなので数時間後に目覚めたら読書姿勢のままだった。こうだから腰痛が頻発する。寝返りは頻繁にしなくてはと判っちゃいるけど寝てたら前後不覚で役には立たない…