トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

上の池のオーバーフロー部

2020-11-14 | 水辺環境の保全
 どの池にとってもオーバーフロー部はアキレス腱でもある。ここがうまく機能していないと湛水そのものが安定しない。これに加えてフイールドの水域は漏水孔多発地帯なので水見回りが欠かせない。
 上の池のオーバーフロー部補修に先立った水見回りで、二つ池からの流下水路に水が流れていないのに気が付いた。送水は順調だし、きっと漏水のせいだろうと確認に降りたらやはり水路の途中で流れが地中に入っている。これでは流路の役割が果たせず、小さな水路でも大きなヤゴが生息しているので水を切らす訳にもいかない。さっそく掘り下げて埋め戻し鎮圧して潰した。

 上の池のオーバーフロー部は今期も手入れをしたのだが水際線になる護岸まで及ばなかった。水位を上げた事に由る浸水と威之志士様の跋扈蹂躙による破壊が進んだから凍結する前に補修しておかねばならない。先般、傾斜木を伐採した幹を使おうと思ったものの、いかにせん太すぎて運べない。短くして用いるなら運べるのだが、継ぎはぎだと杭が倍必要になるから役に立っていない護岸木を移動させ補修した。

 泥土を浚って覆土しても非力なので山土を削り均した。すぐ近くに斜面が崩れた場所があり採土できるからありがたい。今回の補修で湛水機能は安心なのだが、流れ込む土砂で年々水位が浅くなっている。その度にオーバーフロー部をかさ上げして持ちこたえてきたが、おっつけそれも出来なくなる環境も近い。

         既に左側の護岸木は用をなしおらず、右側はグズグズ  ➡    補修終わり