トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「小雪のトンボ」

2020-11-23 | 小父のお隣さん
 11月22日は「小雪」だ。雲が多く、小春日和とはならなかったもののトンボ池の陽だまりにはマユタテアカネとオオアオイトトンボを確認できた。例年、この2種で生き残りを競うのだが、今期はミヤマアカネも12月に確認できるのかどうかが楽しみでもある。
 しかしトンボ池端の陽だまりに出現し難いのは分かっているから少し下ってY川の土手を歩かねばならない。少々強引で場違いなのだが恐らくフイールドで見かけるミヤマアカネはY川産なのだ。それというのも水源地の手当てを終え、尾根越えの道を通らず尾根末端のY川べりを通ると結構見かける事が多かった。撮影は出来なくても視認できているから自分的には確信があるのだ。

                

屠竜の技

2020-11-23 | 小人閑居して憮然
 仏陀は「拘るな!」と教えているが、それはとても難しい。流行りのマインドフルネスなんてものを取り入れてみても焼け石に水、いいえ、焼け棒杭の火は鎮火しないのだった。フイールドの水見回りを行う度に惨憺たる有様を直視しなくてはならない。「クソ!」と歯ぎしりするものだから歯科医にマウスピースを作られてしまった。だからといって原因は消えず「元を断たなきゃ駄目!」なのであった。

 忌避剤として手に入るものは使ってみたが役には立たず、柵で囲うか全滅させるかしかない二者択一なのも理解していても現実問題として選択肢ではないのは耄碌してきても分かっている。そこで「灯篭に斧」「夏炉冬扇」等々、言われようと自ら思ってしまったとしても精神衛生には砂粒でも投げつける必要がある。「クソ!」だけでは不足なのだ。

 そこで今まで試した物質を組み合わせ「ハイブリッド忌避剤」を作ってみた。もう崩壊決壊寸前の棚田部と二つ池のオーバーフロー部を再々々補修をしたうえで散布してみた。結果は1週間もあれば判明するだろう。作って散布したことで結果を見ていなくても「一矢報いた」気分も出てきて血圧も脈拍も下がった。まあ、今以上下がってもらっても困るが…。
 木炭粉砕  ➡    材料  ➡    粉塵はかなりの量だった

 材料は木炭4㎏、竹酢液、クレゾールである。竹酢液とクレゾールは混合してから木炭紛に混ぜる。木炭は吸着剤・維持材として使う。液体だけの散布では降雨で流出しやすい。木炭はそのままだと大きいのでハンマーで潰した。微粒子が鼻に入るのが判ったからマスクをしたのだが、終わった後は使い物にならなくなっている。木工でも粉塵には気を使わねばならず「糞!」なんてそっぽを向いても駄目なのだ。

 棚田の温水田との畔を盛り上げ修復し出来たばかりの忌避剤を振りかけた。上棚の二つ池のオーバーフロー部周囲にも修復後振りまいておく。気分は多少なりとも希望的観測で上向いたものの、一方では「年寄りの冷や水」感も否めない。表題「屠竜の技」としたが「徒労の技」でもあることは爺々いいえ、重々承知だけれど悔しいでがんす。
 まあ、そこで人生は耐える事に他ならないと喝破出来たのだった。神君も言っておる「重い荷を背負い坂道を行くが如し」と。
            崩壊寸前  ➡    修復しハイブリッド忌避剤を試行、結果は数日で判明するだろう