トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「コシボソヤンマ初記録!」

2022-07-10 | 小父のお隣さん
 返す返すも落胆の一日になった。未明には雨が上がり曇天、予報は「大雨警報」が出たままでレーダー画像を確認するも怪しい雰囲気だ。結局は出かけるのを躊躇って我がタヌキ小屋の草取りを終わらせたのだった。投票を済ませると本日の予定はなく窓を開放し茣蓙の上でしばしの読書。読んでいたのは「立花隆対話篇 生、死、神秘体験」だったのだが意外と面白かった。氏は遺言で「すでにゴミだから廃棄」と言うような意向を示していたらしいのだが現実は樹木葬だったかと承知している。その意思を醸しだした「知の巨人」の指向形成の一端が見られて共感できた。

 それは別にしてPCを開いたらSさんからのメールがあって「コシボソヤンマ初確認」とあるではないか。時折訪れるS夫妻が見つけS先生が確認したのだとか。フイールドでは「初確認種」となった。生息環境は「木陰が多く緩やかな流れ」とあるから「木陰」も「緩やかな流れ」も一部にはあるものの清流ではないから生息環境になるかどうかは小生には不明だ。
 今のところは「飛来種」として記録しておいたけれど、先日に仕上げた「生物生産緑地としての里山保全活動」の資料に新たに加えつつ、何ともはや「出かけるべきだった・・・」と悔やんでも遅い。姥捨て山での初記録は「千歳一遇」と言えるからである。ハアー、グウーの音も出んY。下記アップはS氏が撮影し送られてきた写真。

     S氏撮影

今日のエッ!品「摘果リンゴのコンポートもどき」

2022-07-10 | 何よりの楽しみ
 庭のリンゴは世話もしなくなっているのだがそれでも今期はグンバイムシが繁殖を始めたから殺虫剤は一回散布した。昨季は処置が遅れて葉の大半が梅雨明けには黄色くなり落葉、そのため果実が大きく成れず美味しさものらなかったのだ。
 昨季の被害なのかどうか今期の結実は少なめで摘果しなく大丈夫かなとも思いつつ見ていたのだが、さすがにピンポン玉大まで育つと一花から生じた集合果は窮屈に見える。そこで簡単に滴下したものの、やはり落した果実がもったいない。そのままにしていても秋口まで青さを保ったままで蟻も喰わないのだ。

 摘果リンゴを食材として利用したのはピクルスや塩昆布漬けなどの常温処理だけだったけれど、どれも「美味しい・旨い」出来とはほど遠かった。遠刈田温泉は東北だからもっと遠く、修学旅行のおりガイドさんがようやく到着する車内で「ここまで遠かった遠かった」とダジャレを言ったのは記憶にある。しかし玄関の鍵の記憶は時々曖昧になるのだ「どこだった⁉どこだった⁉」と。

 木久扇師匠症候群の話は閑話休題、さて今回の摘果リンゴは加熱調理で食してみようと曇天のこの日、キッチンに立った。食べれるか食べれる代物ではないか、作ってみなけりゃ分からない状況では砂糖などを大量に投入するお馬鹿さんにはまだなりたくないから少々甘味がのれば良い程度のつもりで砂糖を加え酢も加えて下味を作る。
 この鍋に摘果リンゴを入れ弱火で煮詰め始めたのだが途中で皮が破裂する果実が出てきたから調理中止。試食してみれば漬物より食べれる感じだ。しかし青リンゴの皮は厚く固いようで実離れさせるとごっそり果肉を剥してしまうのだった。

 鍋の中で常温まで下げてから冷蔵庫に入れたのだが「お茶うけ」にも「食事の一品」にも不足の役回りみたいな「エッ!品」になった。「コンポート」とは言えないので「風」にするか「もどき」をつけるか考えて、ここは「もどき」しかなかった。砂糖濃度は低いけれどお酢入りなので保存時間は伸びるだろう。まあ、ボチボチつまみ食いで消費する。
 世はSDGs大流行りのようだが、そんな大層な事で考えなくとも「食べれる物は残さず食べる」で十分だろう。