トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

OH!アサギマダラ⁉ ↓

2022-07-23 | 小父のお隣さん
 エノキの葉陰から一瞬飛翔する姿を見せたのは「アサギマダラ!」との心象ばっちりだったのに何の事は無いアカボシゴマダラだった。
 アカボシゴマダラも珍しいチョウではなくなって成体よりも越冬幼虫の方が魅力ある存在なので撮影するかどうかはどうしてもぞんざいな扱いになってしまう。ましてや今回は葉の上に止まったのを下側から写さねばならず逆光でもあって条件は悪いし心証も良くない。

 それでも1枚だけ写してみたのは「夏枯れ」だったからに他ならない。天候不順でフイールドに出向ける機会が減ると、どうしても撮影対象を失ってしまう。家の近所を徘徊すれば撮影対象もあるだろうが自宅周辺の画像など本ブログのカバー範囲でも無く「あのお爺、徘徊している・・・」とポリさんに電話されるのがオチだろう。ほんと「木久扇師匠症候群」として110番ものであるY。

          

今日のトンボ「腹が減ってはアタック出来ん!」

2022-07-23 | 小父のお隣さん
 シオカラトンボほど獰猛感は示さないまでもオオシオカラトンボも二番手くらいに位置する喧嘩っ早い種でもある。水見回りを終えて林道を下る途中、獲物を咥えウロウロする個体がいた。安心して食事が出来る場所を探している様子がありありと判る。そう感じても「トンボ」」なのになぜ「ありあり」と言わなければいけなかったのか理解できていない小生だったのだが、既に耄碌は佳境であってそれを追求しても回復には繋がらず、かえって進行させてしまう事を何かの書籍にあったから不問にしたのだった。

 ようやくロープの上に身を落ち着かせ食事となったのだが「何を食しているのか?」だけが気になる小生で、年金生活高齢者よりご馳走を「食している」と判断できればロープを揺らして邪魔する魂胆だった。
 しかし獲物はロープの間に有って判然としない。蜘蛛のようにも見えるしそうでは無いようにも見えて全く「雲をつかむような」顛末であった。
 年年歳歳、日々是終日、周囲を把握するのも弱くなりコントロール力も萎えて「雲をつかむような日常」から「千の雲」になっていくベクトルに支配されていると思うと「枯葉よー」とおフランスの歌が口に出る。まあ。口だけはお達者だ。

            

久しぶりの強制排砂

2022-07-23 | 今日は真面目に
 前回の強制排砂は9月だったからおおよそ10カ月は吐水を維持できていた事になる。メモを頼りに排砂期間を見ると概ね2~5カ月程度だったから断トツの長期間だったのだが、これは集中した降雨量が無かった事でしかない。今回は120mmほどが1日足らずで降ったから沢も砂泥を多く流してくれたのだ。

 前日にルートの刈り払いと取水部の清掃を行っていたためエンジンポンプを抱えて移動するに足元が分からず危ない、と言う事もなかったものの沢の流路は道であるわけも無し、それなりに気を使わねばならない。
 行く途中、昨日から解放しておいた最低部の砂泥バルブを閉じるために寄ったところ水が一滴も出ていない。予定では一晩掛かって水流で流される砂泥は全て流出し澄んだ水が出ているはずだった。こんな事態は今まで一度も無かったのだがとりあえずバルブを閉じてから取水場所に向かう。

 エンジンポンプはいつも通りセットし終えて運転開始。途中の排砂バルブから排水が無くなっていた事もありアイドリング稼働させたまま徒歩で下って排砂バルブまで行った。再度排砂バルブを開放すると濁った水を大放出。しばらく放出させながら濁りの澄み具合を確認してから弁を閉じつつ本来の送水に切り替える。

 現場でエンジン出力を少しだけ上げて送水圧を高め隣り沢の吐水口へと砂泥を流し出す時間を取った。排砂バルブを開放して強制排砂は15分、閉じて全ルート強制排砂に15分、更に少しだけ回転数を上げて15分と都合3段階の送水圧で排砂作業を終えた。

 機器一切を車載しフイールドに戻り吐水量を計ったら25ℓ/分だったから概ね最大吐水量に近い。足りない1ℓは長らく排砂作業を行っていない結果、送水管内壁に付着した微粒子や微生物による抵抗なのだろうと推測した。まあ、23ℓ/分以上の吐水量があれば強制排砂後の吐水量としては合格と言わねばならない。

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