トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

油断も隙も・・・

2022-07-13 | 水辺環境の保全
 猛暑日があって活動自粛3日、曇天だったからフイールドに出かける。まずは水見回りなのだが一発で「減水」を見てしまった。道路からでもはっきりわかる泥水池4の水位は底をつきそうだった。当然その上段の泥水池3も僅かな水位しかない。1と2はそこそこの水位を保っているので「何時もの漏水多発部」と見当をつけて調べたのだが判明しない。

 そこで護岸木の周囲を刈り取ってその上、水路内のカサスゲやミソハギを抜き取って水路の両脇を露わにしてみたものの流入部は判明しなかった。これでお手上げなのだが護岸木の下側に漏水部がある事も多かったから泥水池2の護岸木に「泥寄せ」して様子を見る事にした。
 流れを観察し易い様にガーデンレーキで水路を掻いて平坦にしてみると泥水池2の堰から水が流れてくるようになった。朝は全く流出していなかったから僅かであっても回復したように見える。

 レーキで泥を掻いた結果、足跡などの窪みが消え浅い泥水の水域になった。このため口パクしている小魚やエビ、オタマジャクシなどが良く見えるようになって、両手で掬って確認した小魚はクチボソとホトケドジョウだった。クチボソは昨季に上の池に放流した子孫なのだろうが分布を広げる程増えたのなら嬉しい次第である。カワセミも切れずに姿を見せているので採餌に不足は無いと思いたい。

 さて、つらつら思案妄想投げ首しているうちに泥水池3へ泥水の流入が確認出来るようになった。昨秋以来エンジンポンプによる送水管の排砂作業を行ってないから送水量は落ちているはずで、渇水期を前に一度は水源地までポンプを運び排砂作業が必要だろう。
 トラブルは概ね休んだ時に発生している事が多く「油断も隙もありゃあしない!」と言いたいところであるけれど「油断」でなく「漏水」なので「漏水は隙があるからじゃい!」てなもんや三度笠。かくして「自転車操業・水商売」は続くのであった。この日は先日に抜去した大枝の処理を行う予定だったのだが「一発逆転」小生の負け・・・。

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