トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

取水部の埋木、取り除けなかった…

2022-07-30 | 水辺環境の保全
 2014年の豪雨で山の斜面が滑り落ちて取水堰は破壊され堰の上下は押し出された土砂で埋まってから既に8年目。0.3馬力以下の作業力で細々と復旧作業を続けているがまだ河床の復旧はならず、なのである。取水堰上部、取水升への流路はどうにか確保して河床安定化処置も目配り・気配りで済んでいるのだが早急の必要性が薄い下流部の対応は遅れている。

 それと言うのも取水堰上下とも流れる水の侵食力で土砂の取り除きを行わせている事情から、どうしても水を取る上部が優先なのだった。今回の強制排砂作業の折り、河床にせり出して埋めてしまった土砂を流出させつつ現れた埋木を切断排除してきたのだが新たな埋木が現われていた。このままだと土砂を侵食する方向には向かわず流路が反れてしまったままになるから排除に行ったのだが意外と難物だった。

 本体そのものはそう大きくも無し、で簡単に転がせるとまずは周囲の土砂を取り除いたものの、あらわれてくるのは又枝ばかりである。横方向に出ているのはチェーンソーが小石を噛むリスクを承知で切断したものの幹の下方向、流水の下になる部分にはチェーンソーが使えない。
 流れの下手側の土砂を排除して水位を下げるのも限界があって結局は作業終了できなかった。とりあえずは切断できる範囲を綺麗にして幹の下側に流路を作った。この浸食作用で埋もれた部分が露わになり水面上になってくれればチェーンソーが使える。まあ、自然侵食を待たねばならないので時折はチェックに来て排除できる機会を窺う事になる。
 この日の気温も真夏日であったものの沢筋なのでヒンヤリ感はしたのだが埋木を露わにして移動させようとする事事態が大汗の元だった。結局は汗はボロボロ息ゼイゼイ・・・結果無しで帰宅の憂き目。まあ、臨根転障とはこの事だったY。

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