トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

トンボ池の植生調整

2022-07-18 | 水辺環境の保全
 7月に入って野草の伸びが著しい。ネザサ類の生育抑制の刈り込みもしたいけれどどうしても水域が優先になる。水面空間の飛翔障害になるような植生状態では明らかに飛翔数が減るし、こんな時に「暑いから…」と避暑もしておれぬ。
 トンボ池の葦が目立ってきたしウシノヒタイも排除しないと瞬く間に水面を埋めてしまう。初夏に大株になっていたイネ科の何とやらは枯れて水面に落ちているのだが産卵の助けになるとはいえ見た目が悪いから根こそぎ排除。四本鍬で掻き寄せて曳き陸に上げる作業を繰り返す。

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 田植え足袋だと足の抜けが容易なのだが「水田皮膚炎」の発生事例がある水域だし水鳥の飛来は続いているから足を水中に入れ続ける事態は避ける。結局は防御のために不適切なゴム長で作業する事になる。
 第二トンボ池の池内までは手を入れられなかったがヤナギの大樹が伸ばす池内への数多な細根のマットを引き上げるだけで時間を喰ってしまったのだ。剪定鋸でマット状の厚い細根の塊に切れ目を入れて鍬で引き上げる作業はヤナギの木陰とは言え汗はボロボロ息ゼイゼイで、気温30℃超えだからどうにもならん。

 帰宅しシャワーを浴びてようやく生き返る心持なれど午後は窓を開放した板の間の茣蓙の上で読書しつつ転寝するのは何とも極楽である。日々是好日と言われるけれど穏やかな時間の流れの中だけでは死に体と同じだ、と年金減額高齢者としてはうそぶきたい。いわゆる貧乏人は小麦も喰えない時代にはいってしまった・・・。主食も無ければ飢餓で苦しく「死にたい…」と思ってもそんな活力も無くなっているだろう。
 しかしなあ、寝茣蓙にゴロゴロしつつ「極楽極楽」なんて悦に入っていると、あの童謡の様な「爺さんゴーロゴロ ヒョンからポックリコ・・・」と入滅では泣くに泣けず動揺すら出来んY。クワバラクワバラ山椒の木。人間、ほどほどが大事で「日々是好日」とは「程々」と喝破できたのだった!。ここでイグノーベル賞ものの大発見をした。「是」と「程」は極めて似ているのである。これってフリーメーソンの暗号ではないだろうか・・・。この猛暑の日々では妄想も佳境であるがまあ、言うなれば人知れず日々是好日なのだった。