トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「マユタテアカネ」

2022-07-19 | 小父のお隣さん
 この段階の個体を見ると「エーッ、何トンボだ⁉」と迷っている頃を思い出す。まだ顔面の眉状斑、どちらかと言えば「豚鼻様」の模様で確認できるまではそうだった。
 この頃になってようやく「マユタテアカネ」と認識できるようになったのだ。だからと言ってどうと言う事も無い事ではあるが飛翔する品種が増えていくのは季節の楽しみでもあり、そこに「初記録種!」なんて加われば「お赤飯!・ノンアルビール!」なのだ。

 この時期は「アカネ色」とは程遠いけれど季節の移ろいの中で赤みが増し個体数が増えるとそれはそれで嬉しいのだ。このトンボへの興味は「豚鼻顔面」と「トンボの季節」を締めくくる殿種でもあってTVの殿主の様な作り物ではない本物が素晴らしい。

        

遊泳群体を増すには

2022-07-19 | 小父のお隣さん
 大気が不安定の予報だったものの午後まで降雨のマークは出てはいなかったけれど途中で降られ逃げ帰るのも癪だからフイールドには出かけず遊水地に行き先変更だ。こっちだって降られて逃げ帰る可能性は同じなものの作業中断と手慰み中断では血圧上昇度が異なる。
 既にフイールドの上の池には22匹のタナゴが入ったが少なくとも30~50匹の群れを形成しておきたいのは変らないので残りの不足分を釣果として確保したい。

 練り餌は自分で調合しペットボトルキャップに詰めた量だけ携行する。半日くらいなら撒き餌しながらでも十分余る量なのだ。何時もの場所で竿を出したのだが最初からクチボソだけしか上がってこない。仕方がないから道路の反対側で釣り始めたがギンブナやアブラハヤみたいな外道が多く「帰ろうか・・・」と思い始めた頃からポツポツと釣れ始めた。結果的には2時間少々でタナゴは8匹、クチボソは10匹程度か。

 タナゴを合計すれば30に達したから最低遊泳群は確保できた。産卵管を出している個体も数匹あったのでまだ産卵は期待できるだろうしうまくいけば来春の生息調査で仔魚を見られるかもしれない。いつも通りの希望的観測なのか正常性バイアスのせいなのかとんと判断できない日々ではある。日日是好日、半日是釣果・・・。
 「産めよ増えれよ!」とレッドカーペットを敷かれても、その先はカワセミの捕食となりうる定めなので、軍国主義国家の手先になった吾自身に思えるもののあっちは「喰うか食われるか」の人権など無い理不尽な消耗戦、こっちは食物連鎖の一環となるべき「相見互い」のピースである事が大きな違いだ。
 昨今のあの「あっち」は失われたピースを埋めるのではなく「奪う」破壊者であってローマ帝国やジンギスハーンの矜持とは全く異なる凶持でしかない。自然界のピラミッド構造とは何たる相違でヨーロッパの猛暑も俯瞰すれば同じ構図に見えるものの敢て言うなれば「カニバリズム」と「しっぺ返し」の違いかも。チャンチャン。

 全くの余談で蛇足なのだが「カニバリズム」とは少年の頃から「鶏が弱い個体の総排泄孔を突いていじめ殺す」事だとばかり思っていた。あれからン十年、漸く正しい認識に至ったY。

 ➡