トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のとんぼ「オオアオイトトンボは産卵している」

2018-11-15 | 小父のお隣さん
 トンボ池にはまだトンボの姿があるが、日照が届かなくなった上の池や泥水池には姿が無い。
 そういう心算で名付けた「トンボ池」では無いのだが12月初旬までマユタテアカネとオオアオイトトンボを見る事が出来る貴重な水辺になっている。

 水見回りのついでにオオアオイトトンボを探す。マユタテアカネは見出しやすいので探さずとも視界に入って来ても、オオアオイトトンボは心して観ようとしないと気付きもしない事が多いトンボである。

 今日の個体は単独飛行もいたけれど連結していたカップルもいた。写真のカップルはどういう事情かは理解できなかったが、イトトンボ類が通常見せるハートマークを作れなく、後ろの個体は自分の眼前に第10腹節を近づけるのを繰り返していた。
 トンボの習性は詳しく承知はしていないが精子の入った荷物を移動させようとしているのかどうか、よくわからない行動を続けていた。まあ、不器用なトンボもいるだろうとして一見落着。


 デジカメだと焦点が背景に行ってしまいトンボがボケる。マニュアルだと撮り逃がす恐れもあり焦点が不正確。結局はケータイで撮影した。ケータイのカメラの方が起動は遅いけれど近景と背景の区別はしてくれる。カメラもカップルも「なんじゃい、これは…」と言うところであろう。

 オオアオイトトンボの産卵は水面に突き出た若い枝に集団で産卵していたのを数年前に観察したが、そのマユミの木を移動させてから産卵行動は発見できなくなった。移動させたマユミをもう一度持ち帰ろうかと思いつつ、カップルはたった1枚しか撮影出来ず、見れば見るほど「なんじゃいな!」という構図で帰宅となった。

*命の泉

2018-11-14 | 小父のお隣さん
              水吸いぬ黒きアゲハも猛暑中

              水吸いつアゲハ尻から放しおり

              翅扇ぎアゲハ群れたり絞り水

              夏の朝煌めく翅の初飛行

              水草を除けばトンボ打産せり

シェルター部を拡幅する 7

2018-11-13 | 水辺環境の保全
 拡幅部の泥土、片側を片づけたのでようやく望んでいた水面の全体像が見えてきた。まだ堤の固めは終わっておらず、沈泥池との境の堤だけ軽く叩き板で法面を締め、胴突きで上端面を突いた。
 乾燥が進まないので側面を叩けば上端が膨れるし、上端を突けば側面が膨れる。この柔らかさだから「締まる」と言うより「成形」する感覚である。緩いところは叩き板を打ち付ければ泥はねが生ずるから、まだ時期尚早と言える。

 そこで上の棚からの斜面を成形してみたが、法面の保護になる段差工を施す丸太がない以上、土を削っても形だけでしかない。ここまでくると材が無ければ先に進めず、ようやく林内に入り「材を取る」事にした。

             ➡    泥土を堤に盛り上げた

冬眠には何時入る?…

2018-11-12 | 小父のお隣さん
 トンボ池の池傍の草むらにニホンアカガエルのメスがいた。小生は土木作業中で、フイールド観察に見えたS氏が呼びかけてくれたのである。
 作業を中断しカメラを携え駆けつける。草の繁みの中に動かずにいた。体長は80mm程度はあろうかと思われる立派なカエルだ。既に卵を抱えているのだろうか腹部も大きい。それにしても既に11月も中盤、まだお腹の子ども達のために採餌中なのだろう。いまどき晩秋になって見る個体はメスばかりでオスは見ていないのだ。

 畦付近にいて水のに飛び込むのはツチガエルだが、これは姿が減った。木立の中で鳴き声を立てるのはアマガエルなのかモリアオガエルなのか判断がつかない小生であるけれど、産卵期ではないからアマガエルだろうと勝手に思っている。鳴き声は時々聞こえる。

 数日前、テレビでヤマアカガエルを放映していたが優しい鳴き声だった。S先生にニホンアカガエルの鳴き声を尋ねたのだが、ヤマアカガエルのように鳴かないのだとか。カエルの歌いっぷりも多様である。

シェルター部を拡幅する 6

2018-11-12 | 水辺環境の保全
 節目となるべき日に到達した。開通日とでも言おうか、拡幅部分とようやく一体にする事が出来たのである。心配していた水準は大きな食い違いはなく浚渫する必要はあるものの、掘り取る時に細かくなり泥土となった部分を浚えば一つの開放水面として機能する。

 この水面水位と沈泥地から通水管で吐水される水口も水面下に入っており不都合は生じないだろう。泥土と化した掘り取るべき土も畦際に掻き集め水分を抜いてから畦のかさ上げに使う事にした。見た目は一応の水域に見えるけれど水際の護岸作業が済んでおらず、用材を間伐してくる必要もあるし、堤の法面と上端面を突き固める作業も残っている。
 それでもここに至れば凍結期までには完了するだろうと言う目途は付いたと言えよう。

      ➡     二つの水域が一体となった

                  ➡    かさ上げはもう少し

ヒラタケの初物に猪肉を合わせる

2018-11-11 | 何よりの楽しみ
 会友のMさんが「世話役が初物!」と言いながらヒラタケを持って下りてきた。拠点のホダ場で栽培しているヒラタケである。
 小生がエノキの寸切りを用意し菌駒を打って並べてから竹粉で周囲を埋め寝かしていたもので、おおむね11月中旬に収穫開始と記憶していても、水辺の作業ばかりで拠点まで登る事もないから様子は皆目分からなかった。
 とりあえず発生する時期となった。目出度し目出度しであるが、ここは芽でたし愛でたしだろう。

 さて、初物をどうして食べようかと話題にしたら、やはりバター炒めで「塩コショウ」が一番という話で落ち着いたのだったけれど、我が家はバターなんていう高級品は無い。仕方がないから「オリーブ油!」と言って帰宅したのだったが、いつも通りでは面白くもない。
 そこで前日にすぐ上の兄から届いて解凍中の猪肉と山芋スライスをあわせてみたのである。ヒラタケを同時に炒めると油分を吸い過ぎるから、前もってレンジで加熱し、猪肉と山芋スライスに火が通ったところでヒラタケを入れ塩コショウをした。

 猪肉と山芋スライスを炒めている途中、油分が少なく山芋スライスがフライパンにくっつくので味醂を加え火を通した。
 猪肉は赤身だったから歯切れも良く、ヒラタケはツルツルと喉越し良く、山芋はおろして食するのとはまた異なった風味で、爺さんの手料理としては合格点だろう。
 フレンチのジビエを気取って幼虫用のフェンネルも添えてみたけれど、まあ、どっちにしても爺我自賛であるし、満点つけても誰も異議は言えないのだ。とは言え、こんなご馳走久しぶりで真面目に「美味しかった」。
 猪肉は山芋をくれたYさんとヒラタケを譲ってくれたMさんにも分け、残りの肉は「猪ジャーキー」でも作ってみようかと思案中…。

                     ➡     秋の一皿出来上がり

                    孤食なるこの一皿に秋の山

シェルター部を拡幅する 5

2018-11-10 | 水辺環境の保全
 炭坑節ではないけれど「掘って掘って、また掘って」の毎日である。場所が場所、作業が作業だけに一輪車などは使えず、シャベルで一堀りしたらそのまま持って移動し叩きつけて重ねる事の繰り返しで堤が出来上がっていく。

 この日の天気予報は「曇り」だったのだが時折は小雨が舞ってくる空模様。濡れるほどでもないので作業に出かけた。掘り取っては運んで叩きつけて重ねる事を繰り返し、仕切り堤の高さが予定の安全高さまで到達した。ここまで積み上げておけば急な出水で溢れてもオーバーフローが機能する。
 掘り取って一体になるまではもう一日は必要だろう。その後は水深を揃えるために更なる浚渫が必要になるはずだ。

 仕切り堤への積み上げはいったん終了し、残っている取り崩す堤の部分は拡幅した集水路の新堤のかさ上げに使う。
 シャベルで掘り取った塊を護岸丸太の上に叩き落とし密着させながら両肩の縁を形成し、その間に更に土を入れて固めていく。胴突きや叩き板で締めるには軟らかく、水分が抜けるのを待たねばならず、今のところは足で凹凸を軽く成形しておくだけである。

 前日   ➡    本日終了時

                       崩す堤の残り       堤の縁から積む 

シェルター部を拡幅する 4

2018-11-09 | 水辺環境の保全
 この日は頑張ってしまった。作業終了したのは正午も近くなってからである。完成形がうかがわれるところまでくると気持ちは急いて頑張ってしまいやすい。反省も込め昼食は豪華にと思いつつブドウパンにタラコペーストを塗ったものにカレールウだけの簡素で済ました。

 豪華はどこへ行ったかと言うと食後の一休みをした後、肩・肘・三里にお灸を据えた。これは豪華に煙が出たけれど小生の業火を暗示していた訳では無いだろう。年金爺ともなれば豪華と言っても「薬の種類と量」「湿布やお灸の数」「夜間排尿の回数」等々で、業火で締めくくり、てなもんや三度笠だろう。
 あの税金に寄生棲息しようとしている阿呆が言うように「窓口で騒ぐ年金ジジイ」なんて生物は「寄生生物」ほどは棲息していないものである。高学歴だけでは分からん事だし高慢ちきなれば尚の事…。

 さて、作業に入る前、仕切り堤の底辺横幅が狭く感じて20㎝ほど広げた。これで堤上端面ははば40㎝を確保出来、底辺が広がった事で猪様の掘り崩しにも少しは時間稼ぎが出来ようと言う物になった。
 拡幅部の形が出来て、残りは堤の部分を掘り取って新たな仕切り堤に盛り上げれば終了だ。仕上げは掘り取った法面に段差工を施し、新堤を盛り上げ突き固めれば終わるが、それはまだ先の話である。
 ここまでの掘り取り作業で腐植質の多い上層の土は食草園の廃水路の埋め立てにまわせた。切り盛りとでもいうべきか使い回しとでも言うべきか、サイズは異なるが「箱庭遊び」と同様で、こうでもしないと用土が無いのである。

                 ➡     底端面の幅を広げた

      

シェルター部を拡幅する 3

2018-11-08 | 水辺環境の保全
 土の掘りあげと運搬を調子に乗って行っていると鼠径ヘルニアの術部がチリチリするように感じるから控えめの作業強度である。よって遅々として進まない。
 食草園の埋め立て部まで100m程あり、ここまで一輪車50杯程度は運ぶ必要があるから1日10車としても正味5日は必要な計算である。
 
 この埋め立てと並行して猪の掘り返しに遭い難い腐植土の混じらない基盤層は棚田の堤を太らせるのに使い分けるので「あっちもこっちも」の手太楽で無駄が多いのも事実である。それでも拡幅部の排土は着実に進行していくから完成が楽しみと言えば楽しみなのだ。
 とはいうものの姥捨て山に於いては、でなくて老いては他に楽しみなどあろうはずもなく、そのうえ冬季に入るので更に楽しみが減る。

 まあ、楽しみが減り毛髪も減り腹が減る、それでも今日と言う日の真っただ中で凶徒真っ只中のあの国やあの国で無くて幸いだ。

             ➡    

トホホな今季…

2018-11-07 | 小父のお隣さん
 帰り仕度をしている足元に現れたのはヤマカガシだった。体長は60㎝程度だからヤマカガシにしては大物である。捕らえて撮影しながらトホホと思っていたのは、この体長が今季最大の蛇になるだろうと言う事だった。

 今季見たのはヒバカリ、マムシ、そしてヤマカガシだけだった。マムシと今回の個体を除けばどれも幼体と言わなければならない個体ばかりである。水辺の草むらを歩いても小生がびっくりし恐れをなすような大物との出会いは無かったのである。

 蛇が好みではないけれど、ヘビの居る草地や水辺は環境の指標としても大事だと心に留めているので出会いがないのは「環境劣化」と思ってしまうのである。
 恐らく原因の最たるものは「猪の跋扈蹂躙」に間違いなく、低草地や水辺は毎晩のように耕転してくれているのでヘビやカエルの生活は難しいと断言できる。

 何とかして猪に一泡も二泡もかかせたいところなのだが「敵もさる者」馬鹿利口なのだ。先日、猪二匹がダムから脱出できずにいた顛末を省みると、どうして「ご馳走さま!」にしなかったのか、有害鳥獣として国中が大迷惑している今日、数匹程度を食べても影響はないものの、あの対応は苦々しく税金の無駄使いだろうとおもっている。

 思考の多様性は認めるけれど以前、フイールドで捕獲した猪を沢の橋下で解体しているところに来たおばさん達の一人が「こんな残酷な事をして子ども達の教育に悪い!」と息巻いていた事があった。小生、こんな場面だからこそ「実地教育」に有意義ではないかと思ったものだ。

 小生が少年時代の事だと記憶しているが、猪の減少に寄与すると言う触れ込みで「食べさせ腸内で開き引っかかる」形式の小道具が月刊誌に紹介されていた事があった。これは「残酷・虐待」という事でほどなく市場から消えたようだったけれど、猪に限らず有害鳥獣魚の根絶は生半可では太刀打ちできない。
 まあ、一般的に言えば、被害や迷惑の当人でない立場が勝手を言って足を引っ張る構図は古今東西変わらん。

                   

 

**他力本願

2018-11-07 | 温故痴新
我が宿と頼りて長居良しき山花になれるは春をいくとせ
         わが宿と頼まずながら吉野山花になれぬる春もいくとせ       長慶天皇

物想う八十娘子らも踏み惑う枯葉の上のカタクリの花
         もののふの八十娘子らが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花    大伴家持

笹の海波かとどろとうねる中カジキのごとく這い渡る我
         伊勢の海磯もとどろに寄せる波恐き人に恋ひ渡るかも        笠女郎

格ばかり冷たく見やる世の中で裏疚しくも棲める付き人
         かくばかり経がたく見ゆる世の中にうらやましくもすめる月かな   藤原高光

廃水路埋め戻しも不要の要?!

2018-11-06 | 蝶の食草園
 水系の最末尾、食草園脇を通した水路だが、末端と言う事で度々水涸れを起こすし、猪様の掘り崩しにも遭う事多く手間ばかり要するので廃止したのは昨季だけれど、埋め立てる用土が無くてそのままだった。ここを埋め立てれば食草類を多少とも増やせるのだ。

 今回、集水路と沈泥池の一部を結合させシェルターとして機能アップを図る算段の中で用土の確保が可能となったので腐植質の多い表層部を主に一輪車で運び埋め立てた。廃水路の長さは10m程度なのだが、採土場から100メートル運ばねばならず、運んでみれば一輪車一杯分の土の量など知れたものだった。
 掘り上げて運ぶ印象と埋め立て部に開けた量のギャップが大きいのである。結局は一輪車40~50杯を運んだのだろう。総運搬距離は50杯として5㎞、帰りもあるから空車で5㎞、トータル10キロメートルの移動作業と言えるだろう。

 埋め戻し開始直後は「いつ果てるのか」と思いつつの作業だったけれど「千里の堤防も、モッコの土一杯から」というように継続していれば形になってくれる。
 この廃水路はトンボ池2のオーバーフローからの流路で、沢と合流するのだが、水系全体の距離を伸ばしたくて設えた物だった。もともと隣沢からの毎分20ℓ前後の送水に頼り切っている水系なので、水系延長を図る事自体に無理があった。
 
 まあ、少しでも水域や生息環境を増やしたいという欲の上に築いてしまった部分なだけに、おっつけ負債を清算しなければならなかったのだ。結局は「自ら播いた種の収穫も自らする」となって、徒労で終わってしまったのか、それともいくばくかの意味があったかどうかは皆目分からない。
 そんなこんなの「部分最適化」を重ねて「全体最適化」につながれば良い「すったもんだ」には間違いなかろうて…。酢田悶太でした。

シェルター部を拡幅する 2

2018-11-05 | 水辺環境の保全
 拡幅だから土を掘り取るだけで済む訳もなく、掘り取りつつ法面を形成しつつ段差工も施さねばならない。掘り取った土は仕切り堤に使うだけでなく、棚田の堤を太らせるためにも用い、食草園の廃止した排水路の埋め立てにも使う。
 言ってみれば「一石三鳥」でもあるけれど、使える用土の無い「箱庭遊び」では使いまわしが作業を成立させるカギでもある。

 掘り上げる土の量は6㎥はあるから軽トラ1台では乗り切らない量であろう。これをスコップ1本で掘りあげ一輪車で運び埋め立てるのは手数がかかるし時間もかかる。その日の作業を終えても遅々として片付いていないのが情けない。
 それでもスコップ一堀り、一輪車一杯を積み重ねれば作業は終息に向かうし、シェルターの予定している構造が見えてくるのは嬉しい。

 作業を行う昼間はともかく右肩の夜間疼痛が激しいから先日に整形外科を受診してみた。触診と画像で「骨に異常は認められません。痛み止めを出しておきます」の思っていた通りの顛末となった。副作用の心配から一週目は弱い薬効で投与、異常が無ければ一段作用を強くする治療方針を伝えられたが、それでは患者である小生の意にそぐわない。
 「痛み止め」を飲み続ける趣味は無く、全く無駄になってしまったけれど自助努力でしのぐ事にした。市販の湿布薬は張り続けるとかぶれてくる。そこで5日程度の間隔で湿布➡お灸➡磁気粒とやっている。
 これだけでも夜間疼痛は緩和しているし、2ℓの水入りペットボトル2本で上肢のストレッチも行って今のところ作業続行可能である。
 40代の頃の四十肩でも1年程度は痛んでいたような記憶があるから、この年齢での回復力は更に落ちるだろうし、まあ、「髪は長ーい友達」では無くなった現在、「痛みは長ーいお友達」と諦観する事にした。

              ➡     

集水路をシェルターとすべく拡幅する

2018-11-04 | 水辺環境の保全
 集水路は周年水涸れが無い事から「水生生物リザーブタンク」として意識していたのだが何とも長すぎる。「シェルター」と呼ぶなら通りも良いけれど「避難場所」にはならず「生息保険」の場である事に変わりはない。
 拡幅作業に着手する前から「大変だろう…」と思っていた作業だが案の定、大変である。とにかく掘り取る土の量が多いのだ。五十肩なのに土の掘り取り、掘りあげ、移動は腰に来る。腰痛の心配もしなければならぬ。とにもかくにも「無理はしない」を心に秘めボチボチと進める事にした。
 腰痛症の発生ともなれば半月は作業が出来ない。食草園の埋め立てに使う用土も欲しいが一日一輪車10杯程度でも半月続ければ終わるだろう。

 水際線の浸食防止に丸太を二本並べ、その下に通水管を通した。沈泥池側は水位の調節をしなければならないのでエルボを装着し竪樋を短くして接続した。この長さ如何で水位は自在だし回転させても水位線の上下は出来る。何度も設えていると多少は合理的になってくるから、まだ呆けは安心かもね…。

 丸太の間に拡幅しながら掘り取った土を放り基礎を作った。泥土でないから逃げては行かないものの基盤層を掘り取るのは楽ではない。この日は形が見えてきたところまでで切り上げた。熱心にこの作業を行うと安静時にヘルニアの縫合部が疼く感じがしてくるから用心にこした事はない。
 腰痛防止にと「腰痛ベルト」を装着すると術部に腹圧を加えてしまうから装着できず、骨盤ベルトで術部を保護した方が安心かも、なんて思いもありつつの作業である。

 まあ、チンタラと言うより「チンは足らず」になっている今日日、爺タラと表現した方が現実を正しく表している…。

 通水管の確認   ➡    拡幅開始   ➡    基礎を作る

今日のとんぼ「マユタテは元気」

2018-11-03 | 今日は真面目に
 11月ともなるとマユタテアカネとオオアオイトトンボくらいしか目につかないのだが、今日はシオカラトンボよりやや大きいトンボが飛行していった。距離は10mほどのところだったが少し大きめ位しか分からず、これはこれでしょうがない。この時点で3種は生存していると確認できただけである。

 個体数はマユタテアカネが圧倒的で、「マユタテしかいない」と思えるほどであるけれど、立ち木の間を探せばオオアオイトトンボにも遭遇する。この日も出会って撮影したけれど焦点が背景ばかりにいって肝心のトンボに合わない。そこでマニュアルフォーカスに切り替えてみたのだが結局はボケてしまって使えなかった。

 マユタテアカネは繁殖行動も見られるしオス同士のアタックも見られるけれど、おおむね地上に近い日溜りで日光浴をしている個体が多くなった。飛び立つの補虫採餌する時くらいになっている。今日のカップルの写真は翅端斑があった。小生、どういう訳か翅端斑が好みで理由は分からない。