トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

機関車トーマスの台車を作る

2020-01-16 | 何よりの楽しみ
 イベントまで10日、点検と積み込み、一息お茶時間を組み込むと7日しか工作時間が無い。「完成できるかどうか・・・」と思い煩うより要求貫徹、立春にもならない寒の内から早めの春闘になった。極端の暖冬で軒下の縁台作業は背中に日差しが当たっている時間だけは苦にならないものの、昼過ぎからは日陰となり体感温度が急激に下がる。だからと言って室内で行いたくない加工だから、ともかく15時までは頑張らねばならない。
 背中に日差しの恩恵が消えると肩凝りの痛みが増すようにも思えるけれど、ここでギブアップは出来ない。

 さてようやく台車の組付けが出来た。各部品の接着固定は後回しで、それぞれのパーツごとに揃ったところで仮組み立てをして塩梅を見なければならないのだが今のところは大きな齟齬は無いだろう。ただ組み立て固定後の仕上げ研磨は必要でオービタルサンダーで滑らかにせねばならない。隅っこを仕上げるのに小振りのデルタサンダーが欲しいけれどなかなか手が出ない。

 さて台車だが2×4材を土台にして前後にスカートを付け上面に床板を張る。接着や上部の汽缶部や運転台も乗せるから位置決めのピンで動かないようにする必要がある。最初に作った頃は、位置決めの捨てピンを用いなかったばかりにクランプで圧着しようとすると逃げたり滑ったりで正確な位置に固定できなくやっきりしたものだった。それに学んでひと手間だけど竹ひごを位置決め捨てピンとして使っている。これだけでも仮組み立てや調整時に手間が省け精度も上がった。まあ、骨惜しみやケチケチは良くないという見本みたいなものだった。

 台車前部のスカートには衝突防止器と前照灯を付けなければならない。後部スカートにも衝突防止器と後部灯を付ける予定だが、これらは最終組み立てで構わない。それでも衝突防止器20個を挽きだしたのだが、さすがにうんざりする。簡単にするため1円アルミ貨のような円盤に円柱材を接着すれば速攻に思えたけれど、幼児の玩具では容易にばらけてしまう工作はご法度、それこそ完成してもご禁制品になってしまう。行き先が分からない玩具なだけにそういう事は避けねばならないだろう。
 今回のモデルでは前部スカートから汽缶部へ続く整流版は省略した。これが無くても全体の雰囲気は落ちないし、スカートと床板の形状に合わせ1点1点削り合わせ20個用意するのは手間がかかりすぎる。サイズも薄く小さいので接着しかなく、そうなると固着まで1日をみなければならずとても無理な状況にある。

                 台車の完成      衝突防止器の駒

最低気温2℃台

2020-01-15 | 今日は真面目に
 13日、14日と最低気温が3℃を下回った。これは気象情報上の観測値なのでフイールドはこれより低いはずである。14日9時のフイールドの寒暖計は2℃を示していた。これでも周囲は降霜で真っ白となる事も無く僅かな霜の痕跡だけであった。今シーズン、フイールドが霜で真っ白になった事は無く霜柱も育たない。当然、表土は凍結も無し。

 それでも泥水池4は遠くからでも氷結していると確信できる風景だったものの氷の厚さは薄く2mm程度だった。他の泥水池は全面に氷が張るような事も無くて、このまま春分になってしまうのかと思っている。それでも我が身体は正直で耳たぶには例年通りしもやけが出来てしまった。ホント、豪雪地帯の生まれで育ちなのに無雪地域に住んではやン十年、しもやけがお約束とは情けない事この上もない。

 フイールド作業は地拵えやら用材伐採やら指折り数えれば幾つかあるものの、イベント当日まで工作に使える日は指折り数えて余ってしまう切羽詰まった状態で、それで肩こりを増長させてしまい日中は直貼りのカイロ、夜間は温感シップと騙し騙しの自転車操業だ。思い返せばタイ古式マッサージの2時間は天国であったわい。

               泥水池4          泥水池3

タイ古式マッサージ、器量は見えても技量は見えない・・・

2020-01-14 | 感じるままの回り道
 年明けてフイールドにも行けず工作三昧、いいえ工作惨舞いの日々なのだった。それを否応なく感じたのは数日前の事で、その日は朝から機関車トーマスに煙突や蒸気溜まりを据える座を削りだしていたのだった。材はホワイトという輸入材で柔らかいけれど座刳りを彫刻刀で入れるには削り難い材質だ。加えて直径が1円玉程度だし膝の上で固定し下向き作業が夕方まで続いたのだった。

 その結果、それでなくても寒くなって「モグラ叩き」のモグラのように「出るぞ!出るぞ!」とばかり兆候をちらつかせる肩こりがついに顕在化してしまったのである。指で触っても凝り玉は触れるし、左右を見たり後方を確認したりしなければならない運転がつらい。こうなるとストレッチしても温シップしてもしぶとい相手には効き目が無く、しぶといこの「シブ子ちゃん」は可愛くない。それで思いあぐねた末に「タイ古式マッサージ」を受けてみる事にしたのだった。

 タイ古式マッサージは昨年に世界遺産に指定されたとかのニュースがあって知り「世界遺産になるほどのマッサージとは一度は試してみたい」と近辺の情報をその時のために見ていたのだった。その時の記憶では市内に数カ所しかヒットしなかった施術室が1カ月足らずの間に倍以上にヒットしてきた。もうなにをかいわんや、である。俄かタイ古式マッサージが増えたに違いない。「機を観るに敏」と言うしかない商魂である。
 「雨後の筍」のごとく乱立してきた、いわゆる「クイックマッサージ店」やカイロプラクティックとか整体とかを看板にしていたところもあった。まあ、素人目には区別なんてつかないと思っての参入かどうか知らないけれど、技能や技術はそうそうクイックに見につくはずもなく、第一、指導者や養成制度も完備されているとは思えない。

 ネット上の情報は簡便便利には違いないけれど数多羅列された施術店の中から本物を見出すには経験値が無い。あっちこっち覗いてわかったことは「タイ古式マッサージ」を売り物にしている系列があるということで、その多くは女性にターゲットを当てて「美容と健康」を売り物にしていた、ということである。
 小生は「美容と健康」は別にして「肩こり」を何とかしてほしい。それなら三療でもクイック店でも良かろうと言われかねないものの、ここは「タイ古式マッサージ」を受けたい。こういう「こだわり」傾向が肩こりを増長させる一因でもあろう。

 てなことで「タイ古式マッサージ」を数年前から行い、かつタイでの教育と実績のあるタイ人のセラピストに予約を入れた。若い美人ぞろいの店舗で写真指名しての施術も魅力だったものの「志」は貫いた!。
 この13日、この日は祝日で市の中心部は混雑しているかもしれず、駐車場は空いていないかもしれないと読んでバスで出かけた。繁華街の一室が施術室だったのだが、裏手の大型駐車場には「空」の表示が出ていて、まあ、こんなもんだろう13日だもん。
 さて結果であるが施術120分コースの中で下肢から始まった間に頸の痛みが軽減していくのは実感したし最後の頸・頭部の施術段階では左右を向くのに痛みは軽減したのも実感したけれど、セラピストからは「肩こりは治りにくいのよね~、また痛くなるかもしれないよ~」と言われ、なるほど一夜明けたら痛みがぶり返していた。今日は温感シップを購入しに外出だー。

 意外だったのは「よく眠れた」事で、普段より早めの21時には消灯したのだが目覚めたのは4時半だった。深夜帯にトイレにも起きず眠ったのは久しぶりの珍事であったが、これだけでも十分の顛末。
 と思いつつ若い女性セラピスト指名に未練をたっぷり残しながら、また行かなくてはと思うン十肩の小生であった。

機関車トーマス車輪の製作

2020-01-13 | 何よりの楽しみ
 ヨーグルトのキャップを被せた車輪は3台分18個しか用意できなかった。キャップ欲しさにそうそうグビグビと飲み続けるのもできない相談である。そこで杉板から車輪を挽きだしたものの材質的に柔らかく適材とは言えない。思いあぐねた末にヒノキ材を購入して製作する事も考えたもののコストを抑えるには端材や廃材の活用が必須だ。
 そこで床板の端材を活用する事にした。継ぎ目はところどころあるけれど集成材でなくムクなのだ。樹種は不明だけれど床材に使うのだから材質的にはしっかりしていよう。

 ただ裏面が平面でなく鉋をかけ平らにして電動サンダーで仕上げる必要があった。そうしてようやくコンパスで車輪の径を描き、糸のこ盤で切り出し木工旋盤で外周を仕上げた。杉材とは異なるち密さがあって切削や切断時の組織の離反が無く仕上げ面が綺麗なのがうれしい。杉材や米ツガ材は組織が弱くむしれてささくれだってしまうのでかえって手間暇が仕上げに必要になる。

 そんなことで加工しやすく仕上がりも良くて予定より早めに数が揃った。5台分30個を用意できたから残り10日間で5台の機関車トーマスを作れるだろう。完成するまでフイールド作業など外出はお預けだが軒下の縁台作業が多いから外出しているようなもんだ。まあ、しばらくすったもんだが続くのであり期間者お爺になる!。

    罫書きして刳り抜き  ➡   外周加工  ➡   製作完了、左は取りやめた杉材製

もち麦で作った甘酒

2020-01-12 | 何よりの楽しみ
 もち麦を添加したご飯は稀に炊くのだけれど、今回お土産にもち麦を頂いたので1合半を使い粥にして200gの乾燥糀を加え甘酒に仕立ててみた。
 玄米仕立ての甘酒も正月の残り物の餅仕立ての甘酒も作った事があるけれど、どちらも美味しいとはならなかった。玄米仕立ては粒々感が際立って、粉砕してから作れば口当たりも異なったと思うのだが、我が家にはミキサーなんて文明の利器は無い。餅から仕立てた甘酒は原材料が同じもち米なのに餅特有の匂いが強くなり友達にはなれなかった。
 もち麦甘酒は玄米仕立てより粒々感は少なかったものの、麦特有の風味があったような無かったようなすっきり感に欠ける。それでも糖度は28度あった。濃厚すぎるから薄めて飲むにしても糊化が少ないのか混ざり具合が足りない気がする。それでも玄米仕立てよりは飲みやすいか・・・。

 昨年初冬の頃、店頭に郷里の酒造会社が生産した甘酒が並んだ。試飲してみようと思いつつ買いそびれ、年明けてからの店頭からは姿を消してしまった。系列店でない店舗も探したものの結果は同じでドジを踏んでしまった。代わりに大手が販売する甘酒1パックを購入して飲んでみたのだが色合いが玄米仕立てそのままに思えた。味の好みはすっきりしているけれど糀の特徴を押さえた加工をしているようにも感じて「買ってまで飲む事も無い」のが心証である。

 で、自分で作ってみたのだったが「出来る、出来た」を確認しただけのお遊戯に近い。こうなるとサツマイモや片栗粉でも作ってみたくなる。片栗粉は澱粉そのものだから糊化させてから糀を加え甘酒に仕立てれば濃厚な一品が出来るやもしれぬ。こうなってくるとスーパーに片栗粉を購入に出かけたくなる。玩具の工作は尻に火が点いているのにだ。切羽詰まれば逃げ出したくなる甘い誘惑に弱いわ・た・し。

       粥と糀   ➡    撹拌混合   ➡   完成

日数が不足しそう・・・機関車トーマス

2020-01-11 | 何よりの楽しみ
 出品予定の最後の玩具「機関車トーマス」に着手したのは年が明けてからになった。当日まで4週間しかないのに既に残りは2週間と迫っている。
 フイールド作業を控え、手をだしているものの部品点数が多いし加工も手間暇喰う連続だ。小さくても作業場があって道具を据えてある様ならロスも少なくなるだろうけれど、加工の段階でジグソー、木工旋盤、ボール盤、鋸ととっかえひっかえの縁台作業では鈍いに尽きる。この分だと出品できるかどうか予想が難しくなった。

 以前、製作した時の部品点数は50パーツほどあったと記憶しているのだが、今回の車輪の部分だけでもキャップを被せたから6パーツ増えている。車輪は秋口までにヨーグルトのキャップで用意を済ませたものの3台分しかならず、残り2台分12個の車輪はジグソーとボール盤、旋盤加工と続けないと調達できない。
 台車部、運転室、ボイラー部などは大きくて製作は楽だけれどスカート部や煙突,蒸気溜まりなどは小さい部品で数も必要だ。これが意外に手間を喰う。5台分つくりはじめたものの小さな部品を揃えて組み立てや彩色を考慮すると時間が不足しそうだ。5台を作るのは断念して3台程度にしようかと目標下方修正中。
 運呼などに手を出さなければ終わったかもしれないのだったが、まあ、切羽詰まると迷走道草脇道は小生の王道だい!。と言いたいところだが実態は運呼を作ったばかりに運降かもしれん。クワバラクワバラてなもんや三度笠・・・。

                       

刈り払い始めをしちゃった・・・

2020-01-10 | 今日は真面目に
 拠点に機関車トーマスに使う端材の切断に行って、さて帰宅と言う時間帯が集団様の入山時間と重なってしまった。出入りする林道は一車線の曲がりくねった道路なので見通しが悪く、途中で出会ってしまったら片方が後退して進路を譲らねばならない。相手は幼児を乗車させたママさん達なので結局、後退するのは小生になってしまう。狭く曲がりくねって片方は擁壁で落ちている場所なのでバックには気を遣わねばならない。それが嫌で集合時間が過ぎるまで時間つぶしをするために刈り払いをしたのだった。

 刈り払いした場所は辺縁部の凹凸のある場所で、草刈りをするにも何かに利用するにしても使い難い場所だ。数年前から高い部分を削り低い部分に落とし込み、整地して植栽すれば「活きる」と考えていたものの手出しは後回しで現在に至った。この冬の間に整地作業をする予定は未定なので最初の一歩、刈り払いをしておくことにした。背丈2mを越えるアザミが繁茂して立ち枯れていて刈り難かった。
 ここを残しておいたのは実生のタラノキが10本ほど育ったからで、普段刈り払いする場所でもないし花粉や種子は昆虫や小鳥の食料にもなるからと残しておいたのだ。
 実生3年目になると藪化していても目立つ。それから毎年新芽を採られるようになっても背丈を伸ばしてきた。ところが一昨々年には幹の中ほどから切断され新芽を採られていまい、これをきっかけに衰退し秋には枯れ死したのだった。恐らく地下茎から発芽したものと思われる若木が通路にしている窪みに生えそろってきたけれど、通行の邪魔だし、育てても2番芽3番芽まで採られるのはお約束みたいなものだから昨季の刈り払いでは地際からすべて刈り払っている。
 ヤマウドも同じく育つ暇もなく採集され続け、今は拠点の囲いの中に数本残るのみである。


 さて刈り払い作業を進めつつ気が付いたのは、既にタンポポの開花株かあった事である。思い返せば、この場所のタンポポの開花は何時も早い傾向にある。ロゼットの葉は大きく西洋タンポポかどうか確認はしなかったのだが、春になると在来種のタンポポ広っぱが出来上がる一帯だから在来種で納得しておく。

 崖の部分もかりはらったものの集草するには造林鎌を持っていない。まあ、後でも良いので刈り払ってなぎ倒しただけで終了。何といってもイベントまで2週間しかないのだ。工作、工作、、工作!。

               ➡    

運呼!運耕!運功! 2

2020-01-09 | 何よりの楽しみ
 思わぬ新春の嵐と言うやつで自宅雪隠詰め。幸いにして工作が出来た。ベランダから垂らしたシートのおかげで縁台でも濡れずに💩の磨きと塗装を済ます事が出来て、異常気象でも少しばかりは役に立った。
 彩色を黄色のスプレーで行おうとしたものの、少々リアル過ぎではないかと思い金色に塗装した。これで新春の「金運」アップ間違いなし。しげしげつらつら眺めればキングコングならぬキングウンコの威容、さすがマスタートロルの作じゃあと独りごちた。

 これをイベントの店頭で展示すれば「変態!」とヒソヒソ指さされ顎をしゃくられるのは必定だろうけれど、それは大人の感覚だろうし大人相手ではなく蜜に群がる蟻のように集まり騒ぐ少年が対象なのだから癪に障る事も無い。よーし!久しぶりに餓鬼を相手に盛り上がるぞー。まあ、盛り上がるべきところはとうの昔に盛り上がらないけれど・・・。
 仕上げ前の段階では天辺の盛り上がった切れ跡は平らだったのだが、螺旋を掘り込む過程で多少上向きになるように掘り込むことが出来た。
 この部分の形如何では「巻貝」になるか「💩」になるか明確な一線がある。デザインの中で線ひとつ、カーブの多少でがらりと印象が異なってくる、なんて話を読んだか聞いたかした記憶があるが、この部分はまさしくそのポイントで天下分け目の関ヶ原だった。

 子どもたちは興味を持って騒いでも付き添う親は「いけません!」と言ってしまう物の一つだろうから売れるかどうかは定かではないものの好々爺面するのも面白くない。大人が関心を持ってくれたら殺し文句を考えてある。「今年の金運はこれで決まりますよ!」。まあ、広告にしげしげ現れる「金運アップの財布」や「ブレスレット」などに比べれば、大量生産された物品ではなく極めて限定された4名様だけの金運なのだから大枚をはたいてくれるかもしれぬ・・・。さすれば、おいらの財布にも春が来る。
 情けは人の為ならず、我が財布のためにある。

運呼!運耕!運功!

2020-01-08 | 何よりの楽しみ
 「うんこ出たかぁー、うんこを見れば何でもわかる!」とは聞いたようなセリフだが主題は科学でもうんちくでもない七草明けにはふさわしくない内容だ。とは言え幼児からギャングエイジの頃まで大喜びする対象に「うんこ」があるのは間違いない。昨年の「森のイベント」に端材を切り出して💩のシルエットのブロックを出してみたのだが、これが即完売したのだった。完売と言っても5個だけだからオーバーな表現には違いないけれど売れ行きの早さが証明している。
 転じて漫画の流行りを見るとうんこやおなら、おしりなどがキーワードになったのがベストセラーなのだった。正月休みにたまたまアニメの番組を見たけれど、小生的には「どこがおもしろい・・・?」の感想でしかなかったものの子どもの感性ではないから歓声など上がるはずもない大人の完成度なのであった。

 いつもの性懲りもない性格が表目にでて「本格的造形」に着手してみる気になった。イベントは月末なのに寄り道・道草はいつものパターンで、後が無くなると横道にそれ、別の事をやってしまうのは自分でも制御不能なのだ。
 しっかりした材を削り出すのは手間がかかりすぎるので柔らかいヤナギの風倒木を使った。使い道があるだろうと一部を風雨のしのげる場所に保管しておいたのだ。所定の大きさのブロックに切り出しサンダーで大まかな外形を作る。この作業は自宅では行えない粉塵作業なので拠点道具小屋で行った。

 一方で自宅のテレビ台に紙粘土が放置状態であったから、これで成形してみる事にした。よりリアルになるだろう。彩色も金色やお黄色、オレンジなどにすれば見栄えもするし大喜びされそうな予感だったのだが。乾燥途中であまりにもリアルすぎて「撤回」処分とした。小さめのペンダント風が穏やかで宜しかろうと・・・。イベント会場を歩く子どもたちの胸に燦然と揺れる💩のペンダントの風景、想像するだけでも我が胸に春風が吹いてくる。
 写真は乾燥途中で振ってしまった相手、小生が振る事が出来るのはこんな事だけで社会においては振られっ放しである。それはともかく写真の形は濡れタオルに包み密閉袋で軟化途中だったため崩れている。いかにせん粘土での成形はリアル感満載で彩色したら笑いで済まなくなりそうだった。そこでペンダント風が浮かんだのだ。もう時間的に製作は難しいかもしれない。大作が未着手だ。

 ヤナギのうんこは4個、拠点で鋸目を入れ螺旋を切り、家では炬燵で彫刻刀を使ったものの手元が危ないし遅い。結局は拠点に戻りサンダーで荒く成形した。仕上げもサンダーでとはいかず、サンデングブロックで修正した。やはり天辺のヒュッとなる部分が難しく、立ち上がらせると雰囲気が出るけれど危なくなる。こんな物でも妥協は必要なのだった。

                       ➡    ➡  

ケロちゃんのためならエンヤコーラ

2020-01-07 | 水辺環境の保全
 年末も押し詰まったものの初氷は見れない年内の予感。降霜でさえ弱いのがあっただけだから水辺の作業ははかどった。いいえ、手出しせざるを得なかったのだった。年が押し詰まれば林内作業なんて重い活動は避けたいのが人情で、イベント用の玩具作りも済まさねばならず、結局は林内作業は2月以降になりそうだ。

 11月終わりから泥浚いを行い、掘り上げた泥の水が抜けたころを見計らい堤の脆弱部に運んだ。それでも直ちに突き固める状態には程遠く、ようやく均して胴突き作業と叩き板で締めあげた。鍬で均し胴突きしても叩いてもどういう訳か締まりは悪い。靴底で踏み固めてから胴突きや叩き板を使う方が結果が良いのだった。
 泥土の水分が抜けるに従い威野志士様の掘り返しが始まる。せっかく成形した堤や畔を掘り崩されるのは我慢がならず、せめて植生が育つ梅雨の頃までは形を保ってもらいたいから土壌害虫用の殺虫顆粒材を少しだけ振り撒いた。

 猪忌避のために用いるので量はいらない。臭いが残っていれば良いので、効果はカツラの幼木根回りに増し土して掘り返しを防ぐために使用したら40日程度はほじられなかった。先日の見回りで増し土部が崩され始めていたから、ついでにカツラと菓子クルミの植栽部に追加散布しておいた。これで節分の頃までは安全だろう。

 水域の堤や畔に使いたくは無いけれど、指先で摘まみ微妙な量を散布しておくだけなので生物に影響は皆無とは言えないまでも許容範囲の止むを得ない使用と割り切ることにした。「風が吹けば桶屋が儲かる」の諺ではないけれど「猪が増えると猛禽類が姿を消す」のは間違いなく、ヤゴの生息地も荒れる一方ではトンボへの影響だって皆無とは言えないだろう。
 永田も霞が関も、荒らす「元を断たなきゃ駄目」がどうして分らんのか理解に苦しむ今日この頃だ。それだけ有害鳥獣が闊歩していられると言うことだろう。
 こっちの有害鳥獣は生存欲求、本能に導かれるままの長けた行動で止むをえない面もあるけれど、あっちの有害鳥獣は「無い事にする」に長けていてすべてが私利私欲自己中によるのであるから忌避剤は無く、そういう輩が整備する制度化では下々にはお手上げしかない。範がそうでは民も劣化し衆愚していく訳である。
 まあ、永田や霞が関のケロちゃんとフイールドのケロちゃんとでは、その価値に雲泥の差がある。

 ➡  棚田部堤
                     ➡  二つ池堤
                                        ➡  二つ池堤2

 

季節外れのテインクチャー作り

2020-01-06 | 何よりの楽しみ
 香気成分が少ない時期と承知していたけれどやむなく作ってみたテインクチャー。無水エタノールに浸け込んで3週間、予定より1週間長く浸してから取り出した。予定は年末の28日だったのだが、そんな時にこんな作業をする気分ではなかった。

 ヤブニッケイ、シキミ、ヒノキの3種類を作ってみた。無色透明だったエタノールは僅かに黄色く色が付いた。コーヒーフイルターで濾してから100mlの小瓶に詰めラベルを貼り完成となった。香りはアルコール臭が勝って香気成分の香りは嗅ぎ取れなかったものの、所詮は時季外れの冬場の葉なので初夏の頃のような訳にはいかないだろう。まあ、とりあえず作ってみて一件落着と言うところである。
 ただ懸念がひとつあって、シキミの実は「悪しき実」が語源だと言われているように有毒である。毒性は実だけなのか葉にもあるのかわからないままに抽出してしまった。香りを嗅ぐだけに留めておけば大丈夫だろう・・・。と思いつつ調べてみたら「全草が有毒」だった。残念無念。あーあ、物事は最初に準備万端対処せよの実地教育であった。まあ匂いに魅かれて踏み込んでしまう世界は本能に組み込まれている。毒であろうとなかろうと。

 さて、小生がどうのこうのする物でもないので渡してそれで終わるのだが、初夏の頃の精油成分の多い葉を使い蒸留法で作ってみたい気がしている。ヤブニッケイとダントツ匂いが強いカラスザンショウの2種が今のところの妄想相手である。梅雨の前に採集するか梅雨明けに採集する方が望ましいのかわからないけれど、梅雨時の楽しみがひとつ浮かんだだけでも暇つぶしにはなるだろう。
 何というかニワトリの脳味噌くらいの能力しかなくなったようで、目の前の事しか処理できなくなった。そして次から次へとつまみ食いなのだ。生来の浮気性なのかもしれないと思う今日この頃だ。さて季節外れのテインクチャーの出来栄えは期待たがわず「期待外れ」なのだった。まあ、むべなるかな、むべなるかな。

              抽出液の濾過と瓶詰    ➡     3種完成

ムーミンセット、ようやく完成

2020-01-05 | 何よりの楽しみ
 数が多くて辟易しながら作業をしていた「ムーミンセット」の仕上げが終わり、ようやく5セットを作り終えた。細かい手作業ばかりで数が多い玩具は年々大儀に思えるようになって、これも加齢に伴う根気や意欲の衰えなのだろうかと少々気になるところではある。

 細かい手間が多くて進まなかったピースの面取り50個と立ち木に見立てたテーダ松にスタンドを接着してようやく解放された。手間暇を要する割には糸鋸やサンドペーパー、サンドブロックなどの消耗品の原価さえおぼつかないイベントでの展示販売は、買う方は「めっけもん!」と思えるだろうが制作者は「持ち出し」の方が大きい。
 それでも作ってそろえるのは「楽しみ・暇つぶし」に他ならない。減り続ける年金の中から材料費を捻出するなんて事は道楽の極みか・・・。

 まあ、それにしてもパチンコや競輪競馬で「摩った」と考えれば「喜ばれる」だけ「マシ」なのだろうと思う。何のことは無い爺我自賛の自己満足が底流にあるのだが年間の中で唯一、雑踏の中に身を置いて見知らぬ人だが話を交わす数時間は姥捨て山の棄民には貴重なひと時でもあるのだった。強いて言えば「人時」である。ほんの数時間、社会の壁際通路にいるために半年ほど煩わしい事を続けるのも「ボケ防止」に少しは役立っているかもしれぬ。
 壁の花、通路の花ならず、鼻水みたいな存在だとしてもおチビちゃん相手の一時は「値千円」に値する。のは当人だけの弁・・・。

ようやく初氷

2020-01-04 | 感じるままの回り道
 昨日3日の最低気温は3℃台、初結氷しているかもと思ったものの箱根駅伝を見つつムーミンピースの仕上げを急いだから外出は無し。今日4日の最低気温は2.6℃だったから工作の材を取りに行きながら水見回りもしてきた。
 普通、観測値が3℃程度だと降霜や結氷が始まる気温らしいけれど、当地もようやく結氷があった事で寒さも本格的になる前触れなのだろうか。

 結氷していたのは泥水池3と4だけで、他の水域の結氷は無し。いつもは最初に初氷が見られる沈泥池とそれに連なる集水路は結氷が無かった。理由は判らない。

            泥水池3                 泥水池4

* 寒晒し

2020-01-04 | 感じるままの回り道
              木枯らしや落ち葉追立てしまきゆく

              木の葉髪すらなきおでこ日向ぼこ

              花粉無き蒼天おもわぬ大くしゃみ

              かじかんで指腰難儀土叩き

              泥浚い爺は手を擦る腰を擦る

二つ池の最終補修

2020-01-03 | 水辺環境の保全
 二つ池の取水部分とオーバーフロー部の改良補修作業を一応は終えたのだったが取水部は昔に敷設した護岸木が邪魔をして取水管を所定の深さまで沈められなかった。これでは水量が減れば分水地に水があっても二つ池へは流れにくい。やはり分水地の水底の高さに取水管を敷設するべく枝打ち鋸を用意して水面下の護岸木を塩ビ管が入る幅だけ切り取った。そうして管を埋め取水部の変更は済んだ。
 水中の護岸木は150φほどあり、これを鋸で引き切るのは息が切れる作業だった。ともかく姿勢が良くないのだ。低い姿勢を採れば尻が水に入る。息切れしながらようやく丸太を切ったのだった。濡れた手が冷たい。

 旧オーバーフロー部の埋め立ては用土が無く半分しか手当てしていない。これではイノシシなどの破壊にさらされやすいし風雨の浸食にも脆弱部となって反映される。そこで水路の対岸斜面から土を掘り取って積んだ。採土した法面は「おでこ」から「傾斜」に変わったし、叩き板で成形もしたから従前よりは見た目は良くなっただろう。
 ただ植生は初夏の頃まで望めないのだが、それも致し方ないに尽きる。年末に行う作業とは思えなかったものの凍結していない結果の選択だ。正月前に本格的な降霜もなく氷結もせず年が明けてしまう公算が大になってしまった。

           作業前   ➡   作業終了