資料を整理していたら出て来たプリントに「ヨーグルト玄米」があった。たしか3年ほど前に試してみた炊飯である。たまたま新玄米があったから1カップだけ試作してみた。特別、難しい事でも無い浸水に時間を要するだけなのだ。まずは、
新玄米 1カップ
ヨーグルト 大匙1
水 玄米炊飯の規定量
まずは洗米だが笊に入れざっと洗った後に拳で傷をつけるように摺りまわしてからヨーグルトと共に釜に仕込む。このまま4時間ほど浸水させながら乳酸菌の作用をも受けさせるのだ。乳酸菌の作用の結果は次の様だと資料にあった。
1 玄米の乳糖成ヌカ臭さを減じる
2 乳酸菌が玄米の皮を軟らかくする
3 水を吸いやすくして食感を好くし消化吸収を助ける
4 弱酸性になった事でアミラーゼが活性化し旨味が向上する
5 GSBAが2倍近くも増加する

要は栄養価が高くなり食べやすく吸収されやすいという事なのだが、出典が出典だからエビデンスが成立しているかどうかは全くもって不明だけれど試して害毒の生じるものでもないし「鰯の頭も信心から」とも言われるし「お爺の頭は孟宗竹」だろうしまあ、良きにはからえ…で済まそう。

炊き上がりをひとつまみ口に入れて咀嚼する「美味い!」。次のステップがあるのに「止められない止まらない玄米のたった一口」で拙い事態になった。この炊き上がりを食べてしまうと次の段階、試行が出来ない。しかしながら数年前に試作した時とは美味さが異なるようにも感じたのだが、これは産地の違いなのかどうかは不明だが別産地の昨年の玄米があるから比較してみれば良い。
夕食に高菜の刻みを被せて食べたかったのだが我慢した。今回の出来上がりはおかずがなくとも飯だけで食える。それは別にして粗熱が取れた段階で更にヨーグルト大匙2を混合。容器を変えてレンジで一晩発酵させる魂胆だったのだがレンジの発酵機能は60分までで、これでは付きっきりで徹夜である。仕方がないから就寝前に2回のセット、未明に1回のセットで朝食の主食にするのだ。
浅草海苔でいけた
深夜、小用に起きたら妄想が泉のごとく湧き上がり寝るどころではなくなった。古い玄米で試そう、植物性乳酸菌がもっと良いだろうか、豆乳ヨーグルトや植物性乳酸菌飲料から菌株を導入するか、手間のレンジでなくてヨーグルトメーカーを使えば容易だ、ヨーグルトメーカーが「阿波晩茶」仕込み中で使えない、炊飯結果は普通玄米炊きと玄米活性炊きとで異なるか、等々際限もない。
まあ、現役時代では既に無く、小遣い稼ぎの拘束も無い立場では深夜にポッカリコとしていても支障は無いけれど妄想の泉は適わん。ほとんど病気に近い・・・。眠れない眠れない妄想の勝手発酵!。
で…一晩発酵続けさせた心算の「ヨーグルト玄米飯」だが、更に軟らかくなって一粒一粒の外側の抵抗が薄れたものの軽いプチプチ感は残っている。それでもヨーグルトを併用しなかったよりは断然食べやすく玄米飯とは思えなく思える、なんて状態になった。
結論、炊いたご飯に更にヨーグルトを混ぜ作用時間を伸ばさなくても十分に美味しい。玄米は十分にあるし朝食後に1カップ分容器に仕掛け夕食に炊く、夕食後にセットし朝に炊く、このどちらかのリズムで朝夕の主食は間に合う。米1カップ分は小生2食分に相当するのだ。
さらにさらにだがお粥にしておけば1カップで3食分になる。年金減るばかりだし米は1日1カップの生活が相応しい・・・。