澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

チベットに目を!

2008年03月14日 23時59分05秒 | 中国

チベット暴動のニュースが伝えられている。


 【北京・大谷麻由美】中国のチベット自治区ラサ市中心部で14日、チベット仏教の僧侶や市民による大規模デモが警官隊と衝突。僧侶が警察車両に火を付け店舗複数にも放火した。複数の負傷者が病院に運ばれたという。中国国営新華社などが報じた。ロイター通信によると、米大使館は「銃声が聞こえた」との情報を得た。北京五輪を控えチベット独立問題への欧米の関心が高まっており、今後、抗議活動が活発化する可能性もある。
 ロイター通信によると300~400人がデモに参加。目撃者の証言では暴徒化したデモ隊は車やバイク、バスに放火した。僧侶10人以上が逮捕され、装甲車が警戒している。
 英BBCによると10、11日にも300~600人の僧侶らがデモを行った。市中心部にあるバルコル(八廓)街数カ所で火災が発生。僧侶など約70人が拘束された。警察は大昭寺など寺院3カ所を封鎖した。10日はダライ・ラマ14世が亡命するきっかけとなった59年の中国軍によるチベット武力鎮圧から49年の記念日だった。

鉄道が開通し、もはや秘境ではなくなったチベットだが、歴史的文化的には、中国に属するとは言い難い。独立運動が続いているのも当然のことだ。中国政府は、多くの漢人をチベットに送り込み、チベット文化の抹殺を図っている。
ギョウザ問題で図らずも露呈したが、中国人(漢人)のあの態度は何なのか?共産党の官僚主義だけではない、古来からの「中華思想」の臭いを感じるのは、私だけだろうか?

中華帝国の册封制度のもとで朝貢していた国が、すべて中国の領土だと言うのならば、沖縄まで中国の一部という論理になる。その意味では、チベットと沖縄は同列なのだ。
中国共産党の血塗られた歴史に、さらに新しい1頁が加わった。