澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

高市早苗潰しの茶番劇を考える

2023年03月20日 10時56分53秒 | 政治

 昨晩、百田尚樹が自身の「百田チャンネル」で「岸田首相が高市早苗経済安全保障担当大臣を解任するかも知れない」と警鐘を鳴らした。立憲民主党の杉尾秀哉・参院議員との質疑応答で「国会軽視」の発言があったとして、岸田首相が高市早苗を解任するという複数の内部情報が広まったためらしい。

 今朝、YouTubeで国会中継(参院予算委員会)を見たら、会議の冒頭、高市大臣がお詫びとも釈明ともつかない微妙な言い回しで発言し、末松某という予算委員会委員長が「敬愛精神を持て」というようなことを高市にお説教し、この騒ぎは収束した。結局、高市は解任されず、立憲民主党の審議拒否も実現しなかった。これぞ茶番劇と言えるだろう。

 問題なのは、コトの経緯を新聞、TVがどう報道するかだ。映像を切り取って、高市が末松某にたしなめられたという場面ばかり流すのではないか。安倍晋三亡き後、安倍なき安倍叩きとして、高市早苗は格好の標的だった。とりわけ放送利権に関わる問題でもあったので、マスメディアはグルになって高市攻撃を進めた。
 
 今朝、もし高市解任が行われたとしたら、岸田文雄のダメさ加減を思いっきり知らされたはずだった。世襲のバカぼん、覇気がなく、野球も下手、二浪でやっと早大法に引っかかった。高市はまさに岸田の対極。自力で神戸大経営、世襲ではなく松下政経塾、バイク乗りで度胸満点。こんな人物を葬るつもりだったのか?

 

 

【国会中継】参院予算委 「令和5年度総予算」一般質疑(2023年3月20日)


こんな時に!!! 岸田家・世襲四代目のお披露目

2022年10月06日 10時43分17秒 | 政治

 「人事の岸田」がまたやってくれた。高市早苗氏を閑職に追いやったかと思ったら、今度は自分の長男を首相秘書官に任用。安倍前首相の暗殺、それに続く統一教会騒動を見れば、周囲の人事工作で自己満足している状態ではなかったはずだ。

 岸田家の系譜を眺めると、岸田文雄の祖父が京大法卒の官僚、父親が東大法卒の官僚、そして「開成から二浪して東大に落ち、早大法に入った」ご本人、その長男が慶応法卒。首相の日本長期信用銀行、息子の三井物産という就職先は、国家公務員上級試験と違って、情実で入社できるのだから、実力とは言えまい。こう見ると、岸田家は次第に”劣化”が進んでいる。

 「日刊ゲンダイ」は次のように伝える。

「発足から丸1年の節目に合わせた人事ですが、公私混同と見られる可能性はある。世論は政治家の世襲にも厳しいからね。ゆくゆくは継がせるつもりで、若いうちから経験を積ませたい親心だとしても、批判される材料を増やすだけです。少なくとも、いま国民生活が大変な時にやるべきことではないでしょう。政治の私物化と批判されて支持率がますます下がるようなことになれば、ただの親バカ人事です。空気が読めないというか、あまりに政治センスが乏しいと言わざるを得ない」(自民党閣僚経験者)

 また、森永康平がこの世襲を皮肉っている。森永卓郎の長男であるから、「経済評論家」の世襲とも言えなくはないが、やはり「票田」である選挙区の世襲とはわけが違う、実力の世界でもあるようだ。

森永康平 (経済アナリスト/森永卓郎氏長男)「#岸田総理 “31歳 #長男” #首相秘書官 に起用」「#世襲 により国を統治する #北朝鮮 の今後」おはよう寺ちゃん”残業中!”10月5日(水)


「国葬は浅慮だった」と言う岸田首相

2022年09月22日 13時09分20秒 | 政治

 藤井聡・京都大学教授(前内閣参与)が次のようにツイートしている。

安倍元首相が亡くなったと聞いたその瞬間,俺が国葬と決めた…浅慮だった」岸田首相は議員仲間や新聞記者に対しはっきりそう言った. 浅慮だった=熟慮したらしなかった という事ですからこれが本当ならもう岸田氏には国葬正当化は無理…野球で言うなら完全"アウト!"ですね.

 岸田首相が自ら決めた「国葬」決定を今や後悔しているという話だが、一般にはあまり伝わっていないようだ。こんなことをホントに話したのだとすれば、岸田という人物の狭量、小心、エゴイズムが伝わってくる。彼が自慢する「聴く力」とは、所詮、周囲の甘言には耳を傾け、権力の座に恋々としがみつきたいための処世術でしかない。

 岸田は「開成高校から東大受験して失敗、二浪して早稲田に入った」ことを自慢話にしているが、成蹊高校→成蹊大学の安倍首相の方がずっと優秀ではないか。安倍首相なら、二浪すれば間違いなく東大に入っていたはず(!)だからね。安倍首相を罵った連中の心中には、「成蹊大学のバカぼん」の安倍よりは、早慶、東大を出た俺の方が上なんだという、醜い優越感があったはずだ。その点では、早大出の岸田はバカにされることはなかったが、ホントのおバカさんとは、岸田のような男だ。世襲のボンクラ議員の極みというべきだろう。

 こんな男に国を託せるのか?と藤井聡教授が憤るのも無理はない。 

 

藤井聡(京都大学大学院教授)「#岸田内閣 #支持率 発足以降最低に」「#立憲民主党 と #維新の会 共闘で初の合意」おはよう寺ちゃん”残業中!”9月22日(木)


岸田総理の緊急会見が情けない! 安倍元総理が銃撃され心肺停止

2022年07月08日 15時13分50秒 | 政治

 安倍晋三・元首相が狙撃された。

 さきほど、岸田首相が緊急記者会見を行った。これを見て驚いたのは、岸田首相は何度も鼻をすすりながら、「状況をよく見極めて」「調査を見守っていきたい」というような、ありきたりな話を繰り返すばかり。どんな背景があるかは不明だとしても、「テロは断固として許さない!!」と何故はっきりと言わないのか、不思議でならない。この岸田という男は、こんな状況にあっても、自分の保身と延命しか考えていないのではないか、と疑わせるに十分な光景だった。

 TBS「報道特集」の金平茂紀が「この事件で日本は5.15事件のときのような状態になるのではないか」と質問した。これに対しても、岸田首相はもごもごと応えるばかり。反安倍の急先鋒だったTBS、その中核にいた金平だから、質問の意図は明白。安倍襲撃のニュースをネタに、岸田を困らせようとする算段だったはず。これに対して、何も言い返せないのは、グズ野郎と言うべきではないか。

 こんな無能な男が最高権力者というこの国。もうだめだろうね、と実感。

 

【LIVE】岸田総理が緊急会見 安倍元総理が銃撃され心肺停止


内藤陽介(郵便学者)「#小泉進次郎 氏 #エシカル について熱弁」

2022年06月10日 17時30分05秒 | 政治

 一途な思いか、はたまたバカの一つ覚えか、小泉進次郎が「カーボンニュートラル」について熱弁をふるったそうだ。小泉家そのものが太陽パネル利権と結びついているくせに、そのことには一切触れず、ご高説を垂れる。Fラン大学からコロンビア大学大学院(修士課程)に進んだという「異色」の経歴の世襲政治家・進次郎。こんな男が「エシカル」(ethical)という英語を得意げに使うとき、私などは「最近、覚えた単語なんだろうな」と訝ってしまう。無能で邪な輩ほど、誇らしげに横文字を使い、人を騙す。眉唾物の学歴という点で、進次郎と小池百合子は同じ穴のムジナだろう。

 さて、この進次郎に鉄槌を下した人物がここに。郵便学者・内藤陽介氏だ。彼は、東大文学部から、同大大学院博士課程に進み、イスラム学を修めた学者。同時に、切手収集家としても有名だ。本物の知識人の立場から、フェイクな進次郎の姿を暴いた。これを見て留飲を下げる向きも多いことだろう。まさに見もの。

内藤陽介(郵便学者)「#小泉進次郎 氏 #エシカル について熱弁」「#日本共産党 志位和夫委員長「#日米安保条約 を廃棄」

小泉進次郎氏、エシカルについて熱弁「全てカーボンニュートラルと直結」

配信

オリコン

 

 

 


「ウクライナ侵攻」に鈍感なマスメディアと政治家たち

2022年02月24日 15時00分44秒 | 政治

 先ほど、ロシア軍のウクライナ侵攻が伝えられた。

 TVをつけてみると、二つのワイドショーがこのニュースを採りあげていて、専門家へのインタビューを流していた。だが、コメンテーターと称する人たちの発言となると、思い付きや、誰かのコピーみたいな話ばかり。それはそうだろう、お笑い芸人あがりの連中のコメントなんて、異国での突発的な大事件なんて論評できるはずもない。東国原某が「これで、中国は台湾に侵攻しやすくなった」と言い、それには同感したものの、所詮、新聞社説のような皮相的な発言に過ぎない。

 NHKは国会中継(参院予算委員会)をしていたが、この臨時ニュースに切り替わったようだ。国会に貼り付けられていた岸田首相は、急遽、官邸に戻り、国家安全保障会議(NSC)の開催を招集した模様だ。これでわかるのは、日本国は、緊急事態に即応しにくい政治体制ということ。予算委員会で野党から「森友問題」の類をぐちぐちと責められるのを、首相は一日中耐え忍ばなければならない。もし、大統領制の国であれば、こんな無駄な時間を費やす必要はないはずだ。もっとも、優柔不断の岸田首相では、同じことなのかも知れないが。

 昨日まで「オミクロンは怖い」と煽っていたTVワイドショーは、これからはウクライナ一色で視聴者を引き付けるつもりなのか。所詮、定見も知見も持たないTV局の連中が作る番組の「平和」「国際社会」「国際秩序」なんて言葉は、空虚な戯言だ。まさに、眼前のウクライナが、そのことを示している。相手の侵略の意図を踏み止まらせるに十分な軍事力を持たない限り、「平和」なんて続くはずもない。そのことに気づかないと、大変なことになると思う。

 世襲政治家、日本医師会の開業医、コネ入社のTV局員。それに萬世一系の高貴な方々。そういった人々が「平民」の上に立って統治するというこの国。万が一、尖閣有事、台湾有事が起きても、彼らはだんまりを決め込み、何もしないだろうという予測が立つ。ウクライナ侵攻の経緯を見ても明確なように、バイデン大統領が日本を守るために米軍を動かすことなどあり得ない。一蓮托生のこの島国に明るい未来はないと思えてくる。 

 

 

ロシア軍、ウクライナ南部上陸 全面侵攻に

<button class="article-print" type="button"></button>
24日、ロシアによる軍事作戦の決定表明後のウクライナ首都キエフ(ロイター=共同)
24日、ロシアによる軍事作戦の決定表明後のウクライナ首都キエフ(ロイター=共同)

米CNNテレビによると、黒海に面した同国の港湾都市オデッサでも複数の爆発音が聞かれたという。ウクライナのクレバ外相はロシアが「全面的な侵攻」に踏み切ったと述べた。


アメリカ大統領選報道への疑問

2020年11月05日 19時18分48秒 | 政治

   TV各局のアメリカ大統領選報道は首をかしげることばかりだ。

 芸人出身のワイドショー番組MCが、バイデンの票が増えるたびに小躍りし、「トランプじゃなくてよかった」などと平気でお喋りするのを見ると、一体ここはどこの国なんだと思った人も多いだろう。一方、NHKの地上波は国会中継を放送するばかりで、開票速報はBSに任せきり。国会中継の中味と言えば、日本学術会議の人事問題ばかりだというのだから、ほとほと呆れる。菅首相は大統領選の帰趨を気にしながら、枝葉末節の答弁にすべての時間を割かなければならないのだから、お気の毒だ。

 かつて西部邁は「財界人の中に、日本は米国の51番目の州になればいいという人がいる。しかし、これは不可能。米国が一億二千万人もの”黄色い猿”を国民として受け入れるはずもない。選挙権が付与されない、プエルトリコのような保護領になるのがせいぜいのところ」と語った。もちろん、これは西部流の皮肉、警句ではあるのだが、この度の選挙報道を見ていると、笑うに笑えない。

 考えてみると、日本のマスメディアの報道は、反トランプ一色。その理由はと言えば、安倍叩きとシンクロ(共振)したからではないか。BLM(Black Lives Matter=黒人の生命こそ重要)などという極左で黒人至上主義の暴力組織を持ち上げたのも、米国版SEALDsとしてその姿を重ね合わせたからではないか。

 この驚くべき的外れと視野狭窄。トランプとバイデン、どちらが大統領になった方が、我々日本人にとってマシか。要は、何が「国益」に資するか。こういうリアルな観点から大統領選をみるべきだろう。的外れの批判や下手なお追従を聴かされるのは、もううんざりという気もする。

 そこで、私がたどり着いたのは、こんな動画だった。「ニュース女子」出演の二女性がなかなか好印象。重要な「同盟国」の選挙とは言え、所詮、外国の話。高みの見物も楽しい。

アメリカ大統領選挙開票速報その5 ペンシルベニアが取れなくてもトランプが当選する条件を検証してみた。ニュース女子の五十嵐さん登場!!│上念司チャンネルニュースの虎側

 

アメリカ大統領選挙開票速報その6 ネバダでトランプ敗北!でも、大丈夫。勝利の方程式が見えた! ニュース女子の真鍋さん登場!!│上念司チャンネルニュースの虎側


静岡・川勝知事「菅総理の教養レベルが露見した」発言に批判の声相次ぐ

2020年10月15日 08時23分10秒 | 政治

 体調不良でしばらくこのブログからも遠ざかっていた。
 川勝平太・静岡県知事のトンデモ発言を見聞して、「団塊の世代」の正体を見た思い。

 川勝平太という人物について、かつて西部邁は『文明の海洋史観」とか訳の分からないことを言っているおバカさん』と評した。(東京MX-TV「西部邁ゼミナール」)西部邁から見れば、たかが早大政経卒の経済学者(川勝)など歯牙にもかけない存在だったに違いない。「おバカさん」とからかったのは、大風呂敷を広げたかのような川勝の「学問業績」そのものなのか、数々のスキャンダルを起こした川勝の素行のことを言っているのか、あるいは両方なのか、今となっては分からない。

 この川勝知事は1948年生まれ、菅義偉首相と同じ学年だ。ふたりは、黄昏を迎えつつある「団塊の世代」の最後の「成功者」。その川勝が菅に対して「お前は単位を取るだけのために法政大学に行った無教養者」と言い放った。だが、私見では、法政大学法学部政治学科は、教授陣を見れば今も昔も早稲田の政経よりずっと充実している。例えば、川勝、菅と同じ年齢の竹内光浩は、法政大学法学部を卒業し学校事務職員を続ける傍ら、政治思想史家として知られた藤田省三に私淑し、藤田の没後、その愛弟子として「語る藤田省三~現代の古典をよむということ」(岩波現代文庫 2017年)を編集した。これこそ、本来の意味での子弟関係であり、権力志向だけの川勝には理解できないことだろう。



 東大、あるいは京大には入れなかったが、早大政経学部で猛勉強(?)してオックスフォード大学でPh.Dを取得したという川勝平太。菅首相を「無学無教養」とこき下ろすのは、自分はオックスフォード大学博士号を持っているんだと自慢したいためなのか。早大教授時代の女性問題スキャンダル、静岡県知事になってからの”暴政”は、川勝の人格的欠損を示しているようだ。

 西部邁が川勝を「おバカさん」とからかった理由は、川勝の俗物性と無教養ではなかったか。もし、西部が今回の川勝の言動を見たら、何とつぶやいたのだろうか。
 それにしても、この期に及んで「団塊の世代」の醜悪さを見せつけられるとは…。「団塊の世代」は、ずっと醜く、そして物悲しい。

「菅総理の教養レベルが露見した」静岡・川勝知事発言に批判の声相次ぐ 学術会議巡り

配信

菅総理が日本学術会議の候補者の任命を拒否した問題で、川勝知事の発言に対し、総理への侮辱、学歴差別だと、県に批判の電話やメールが相次いでいます。 静岡県・川勝平太知事「菅義偉という人物の教養のレベルが図らずも露見したということではないかと思います」 7日の定例会見で菅総理が候補者6人の任命を拒否した事について問われた川勝知事は「学問立国の日本に泥を塗った」と非難し、菅総理の学歴について・・・ 静岡県・川勝平太知事「(菅総理は)学問をされた方ではない。単位を取るために大学を出られたのではないかと思います」 そして…。 静岡県・川勝平太知事「(拒否した6人は)学問がなっていないということであれば、もっともな理由。それ以外の理由は、よほど法律に違反していない限り、そうしたものは言うに任せるということで、信教の自由、学問の自由、言論の自由は基本中の基本」 こうした発言に、県には9日正午までに約100件の意見が電話やメール、県のホームページの意見欄に寄せられ、大部分が知事の言動を問題視するものだったいうことです。

静岡・川勝知事「菅総理の教養レベルが露見した」発言に批判の声相次ぐ  日本学術会議問題 続報5


大阪都構想とは何か? ~山本太郎氏、藤井聡教授に聞く~|表現者クライテリオン特別対談

2020年09月25日 17時10分02秒 | 政治

 「大阪都構想」の是非をめぐって、このブログでは次のように書いたことがある。

 「橋下徹の主張を聴いていると、東京特別区を意図的に高く評価している気がする。大阪市を憎むあまり、東京特別区が理想の自治体であるかのように持ち上げる。が、東京都に住む人はみんな知っている、特別区なんて市町村より格下の「不完全自治体」で、東京都による財政調整がなければ、にっちもさっちもいかないということを。

 東京都八王子市は、政令指定都市の要件に該当する大都市だが、ただひとつの理由で政令指定都市になれない。それは、戦時体制を遂行するため「東京市」が廃止され、特別区に分割されてしまったからだ。八王子市だけが、首都である東京の中で唯一の政令指定都市になることは許されないというわけだ。

 一方、八王子市とほぼ同じ規模の相模原市(神奈川県)は、近年政令指定都市に昇格した。これで神奈川県には、横浜、川崎、相模原の三政令指定都市が存在することになるが、橋下徹が主張するような、県と市に関わる不協和音は全く聞かれない。

 こうなると「大阪都構想」は、橋下徹というエキセントリックな異端者が引き起こした騒乱のように思えてくる。東南海大地震対策を筆頭に、大阪では取り組まなければならない課題が山積しているというのに、「大阪都」をめぐるこのバカ騒ぎ。
 どちらに決着するにしても、もうこのへんで、現実を見すえないと…と思うのは私だけか…。」(2015.5.17記)

 一事不再議の原則
を捻じ曲げて、再び住民投票に持ち込まれた「大阪都構想」。コロナ禍も五輪騒ぎもあるのに、またまた同じテーマで投票を強いられる大阪市民はお気の毒だ。
 藤井聡・京大教授(土木工学)は「大阪都構想」の鋭い批判者として知られるが、最新の映像では、山本太郎・れいわ新選組代表とこの問題を語っている。要は、「大阪都構想」の提案自体が、政治的デマゴーグの典型的なやり口だということ。つまり、橋下徹の正体を衝いている。

 大阪府民が「大阪都」という言葉にコロリと騙されるのか、あるいは踏み止まるのか。5年前と同様、高みの見物か。

大阪都構想とは何か? ~山本太郎氏、藤井聡教授に聞く~|表現者クライテリオン特別対談


菅義偉首相のアキレス腱 アイヌ問題とIR利権

2020年09月15日 09時57分44秒 | 政治

 保守系であるはずの「虎の門ニュース」が、今朝(9月15日)「菅義偉新総理誕生! 政治履歴徹底チェック」という特集を放送した。ゲストは小野寺まさる・前北海道議会議員。
 小野寺氏は「菅(すが)政権のアキレス腱は北海道にある」とし、それは「アイヌ問題とIRIntegrated Resort 統合型リゾート)利権」だと指摘した。

 中国べったりの鈴木直道道知事との関係、チュチェ思想研究会のメンバーでもあるアイヌ民族団体とのかかわりなど、スタート直前に菅政権に突きつけられた問題としては、極めて重い。
 

 下の映像は、早晩消去されるので、興味ある方は今のうちに、ぜひ。

【DHC】2020/9/15(火) 百田尚樹×北村晴男×小野寺まさる×居島一平【虎ノ門ニュース】


菅義偉は「団塊世代」の英雄か、仇花か?

2020年09月03日 07時27分29秒 | 政治

 昨日、菅義偉・官房長官が自民党総裁選挙に正式に立候補表明をした。報道によれば、対立候補の岸田文雄、石破茂候補を圧倒的にリードして、総裁選に勝利する勢いだ。これで菅首相誕生の運びとなれば、マスメディアはどう対応するのか注目だ。現時点では、「苦労人」「人情家」といった側面を強調しているが、いずれ「森友・加計問題」のような”スキャンダル”を発掘してくるつもりだろうか。

 ところで、この菅義偉氏、「団塊の世代」(1947~49年生まれ)であることはあまり注目されていない。「団塊の世代」は、1947~49年の三年間で650万人を数える。昨年の出生者数が80万人台なのだから、いかに巨大なマスであるかがよくわかる。しかしながら、この団塊の世代からは、一人の首相も誕生しなかった。悪名高き鳩山由紀夫は、団塊の世代の1947年2月11日生まれであるが、学年としては早生まれなので、この際無視することにする。

 さて、「団塊の世代」の政治家が首相になることなどあり得ないと思われたのだが、突然の安倍首相辞任によって、650万人の団塊世代から新首相誕生の可能性が強まった。この世代の特徴は粗製濫造。それは、数が多いという意味だけでなく、当時の社会環境が大きく影響している。つまり、「ベビーブーム」で学校の整備も追いつかず、一クラスが56人で、図書館や学習施設などの教育環境が極めて劣悪だった。現在ではスマホで瞬時に調べることができる事項でも、一日がかりで調べまわるという時代だった。そんな時代に「集団就職」で上京し、夜学に通って現在の地位を得たという菅新首相の「サクセスストーリー」は、今の若い人には理解不能だろう。なので今日どれほどの支持を得られるのか、はなはだ疑問だ。

 つまるところ、遅れてやってきた菅新首相は、「コロナ禍」「東京五輪中止」という重大課題にどう対応するのか。「人数だけ多い」「自己主張ばかりで協調性に欠ける」「反権力的」「まともな教育を受けていない」等々、団塊の世代に対する汚名を、菅義偉が「団塊」最後のひとりの「英雄」として挽回できるのか、ある意味楽しみだ。






小池知事学歴問題の本質は?

2020年06月07日 08時13分55秒 | 政治
  Q.このコロナ禍はいつ終わるのか? 
  A.都知事選の開票日(7月5日)。小池が再選される時だよ。

 こんなジョークが流行りそうな気配。
 豊洲市場問題で無能ぶりを露呈した小池百合子・東京都知事だが、コロナ騒ぎを追い風にして楽々再選の勢いらしい。
 
 ところが、藤井聡・京都大学教授がラジオ番組の中で「小池都知事は再選の勢いだが、想定外の事態が起きる可能性がある」という趣旨の発言をした。それが小池都知事の「学歴詐称」疑惑を指すことは言うまでもない。

 カイロ大学卒の学歴が詐称だと認められれば、当選が無効になる可能性が高まる。小池が今次の選挙公報に「カイロ大卒」と書くのかどうかが注目される。

 小池百合子の人格形成について、清水有高という人とトランスジェンダーで有名な安富歩・東大教授との興味深い映像を見つけた。小池現象を解くカギは「はったり」にあるというのが結論だろうか。
 興味ある方はぜひ。

東大教授と語る【小池知事学歴問題の本質】小池百合子知事・カイロ大学・学歴問題の本質。安冨歩教授電話出演。一月万冊清水有高。 

堀江貴文が都知事選に出馬!?

2020年05月20日 09時05分45秒 | 政治

 武漢ウイルスが蔓延、その最大の受益者は小池百合子・都知事だという指摘は、結構、当たっているかなあと思う。

 七月の都知事選は間近だというのに、結局、自民党は公認候補の擁立を断念した。これで、小池の再選は間違いなしという状況になった。

 ところが今朝、スポーツ紙が堀江貴文の出馬を伝えた。どうやら、しばらく音沙汰がなかったNHKから国民を守る党・立花孝志とタイアップするらしい。
 これがホントなら、都知事選ががぜん面白くなる。インチキ臭い「小池劇場」よりも、ホリエモンの方がずっとマシ。都知事選で実務型の候補が当選できなくなって久しい。どうせなら、こういう劇場型の極致のような選択肢がいいかも。

 

<header>

堀江貴文氏、都知事選出馬へ 関係者は可能性に「99%」…7月投開票

<time>5/20(水) 3:00</time>配信

</header>
 

東京都知事選への出馬に意欲を見せている堀江貴文氏

 元ライブドア社長で実業家の堀江貴文氏(47)が東京都知事選(6月18日告示、7月5日投開票)の立候補に意欲を示していることが19日、分かった。周辺は「正式な出馬表明は告示直前」との見通しを語った。新型コロナウイルスの感染拡大前の2月には都知事選への興味を持ち、NHKから国民を守る党の立花孝志党首(52)と継続的に協議しているという。
 ホリエモンが2度目の政界挑戦を目指す可能性が出てきた。
 周辺は堀江氏の出馬の可能性について「99%」とし、表明のタイミングについては告示日直前になるとの見通しを語った。2月ごろに立候補に意欲を示したとし、著名人が告示日直前に出馬表明する「後出しじゃんけん」でサプライズを狙っているという。別の親しい関係者は「まだ迷っているが、小池氏に対立候補がいない状況をかなり危惧しているようだ」と話している。
 選挙戦は「当選が目的ではない」という異例の作戦を取るという。関係者によると、選挙中は自身の考えた「東京改革案」を披露する考えで、新型コロナウイルスの感染状況なども踏まえ、通常の街頭演説や集会、支援者回りなども行わず、インターネットを駆使する方針。約350万人がフォローする自身のツイッターや動画配信などで、従来型の選挙活動とは一線を画す。
 一方で、新聞やテレビ、選挙公報も活用し、自身の宣伝活動を行う。堀江氏はNHKから国民を守る党の立花孝志氏と親しく、同党は支援に回るという。立花氏は都知事選に立候補する意向を明らかにしているが、「堀江さんが出るなら取りやめる」と話している。  出馬への意欲は、新型コロナウイルス感染が収まらない現状への危機感がある。ツイッターでは過度の「ステイホーム」を批判。早期の自粛解除、積極的な経済活動の再開を主張している。今月発売の著書「東京改造計画」では、東京メトロ・都営地下鉄の合併、都庁内のデジタル化促進、大麻解禁など37項目、500ページに及ぶ“公約”をつづっている。
 堀江氏はプロ野球界参入を目指したほか、2005年9月、小泉政権で行われた「郵政解散」で、郵政民営化に反対した亀井静香氏への“刺客”として無所属で衆院広島6区で立候補し、敗れた。その後は政界とは距離を置き、ロケット開発などに取り組んでいた。
 7月の都知事選を巡っては、現職の小池百合子知事は態度を明確にしていないものの、出馬は確実。自民党は独自候補の擁立を断念すると決定。れいわ新選組の山本太郎代表は4月30日、消極的な姿勢を示しながらも「私が立つか、立たないか、可能性として排除しないのはこれまで通りだ」と述べている。

 ◆堀江本「東京改造計画」Amazon3位  〇…堀江氏が30日に発売する「東京改造計画」(幻冬舎刊)はこの日午前10時からAmazonで予約を開始すると、総合ランキング3位に急浮上。幻冬舎では初版3万部を予定していたが、早くも2万部の重版を決定した。また表紙の撮影を担当した写真家で映画監督の蜷川実花さんは、コロナ禍のため「リモート撮影」した様子をインスタグラムに動画で公開した。
 ◆最近の堀江氏のツイッター発言  ▼5月12日(緊急事態宣言34県解除に)緊急事態宣言しちゃってるから自粛警察とかの錦の御旗になってんだろ。必要ない自粛を続ける必要はない。
 ▼15日 ほんと意味のない緊急事態宣言だった。自粛厨は認めないのだろうけど  ▼同(夏の甲子園中止報道に)ほんと馬鹿ばっか  ▼16日(オンライン授業での制服着用に)あほらしい  ▼18日(一般人の返信に)あ?お前らみたいな自粛厨に嫌がらせとか妨害受けて困ってんだこっちは。  ◆堀江 貴文(ほりえ・たかふみ)1972年10月29日、福岡県八女市生まれ。47歳。東大在学中、96年にライブドアの前身となるインターネット関連会社を起業。2004年から05年にかけてプロ野球・近鉄(現オリックス)やニッポン放送の買収騒動などで話題に。06年1月、証券取引法違反で逮捕・起訴され、懲役2年6月の実刑判決。11年6月に収監、13年3月に仮釈放。実業家として発信を続ける。

報知新聞社


コロナ禍の「自粛」と大戦中の「特攻」は同根か?

2020年04月28日 22時12分15秒 | 政治

 たまたま「ザ・フォーカス」(ニッポン放送)というラジオ番組を聴いていたら、佐藤優(作家、元外務省)が興味深い発言をしていた。
 今日、東京などで「自粛要請」に従わないパチンコ店に対しては、店名を公表し、法律に基づきさらに強い措置を講じると伝えられている。だが、いくつかの店は、要請に従わず、相変わらず営業を続けている。

 佐藤優は「この”自粛”とは事実上強制である。法律に基づかない自粛がまかり通る、この日本という国は、海外からは異質なものと映っている」と語った。

 マスメディアによる情報操作などによって、次第に外堀を埋めていき、「自粛要請」が行われる時は、誰もが抗えない「空気」が醸成されている。パチンコ店経営者の大多数が在日外国人だとしても、日本社会を敵に回すのは得策ではないと考え、しぶしぶ自粛を受け入れるのだろう。

 第二次大戦末期、戦死が前提の特攻(特別攻撃)隊員を募るにあたって陸海軍が採った方策は「志願」だった。誰もが死にたくはないが、「志願」しなければならない「空気」がそこにも醸成されていたという。

 「自粛」と「特攻」、実は極めて日本的な現象なのだと再認識した。

【佐藤優】2020年4月28日(火) ザ・フォーカス(ニュース解説のみ抜粋)


蔡英文総統が再選~民視TVで見る台湾総統選挙

2020年01月11日 18時44分46秒 | 政治

 台湾は「国」でなく「地域」だとする「ひとつの中国」の虚構が、他ならぬトランプ大統領によって打ち破られるようとしている。そして、香港での民主化デモは、「今日の香港、明日の台湾」という切実な危機感を台湾人にもたらした。

 いま、台湾(中華民國)総統選挙の開票状況(民視TVライブニュース)で見ている。現時点では、蔡英文候補287万票、韓国瑜197万票で90万票。その差は広がる一方なので、蔡英文女史の当選は確実だ。

 中共(=中国共産党)から威嚇され、台湾は「地域」だからという建前で台湾政治の事態を報道しようとしないNHKなどのマスメディアの責任は重大だ。
 
 蔡英文総統再選。この事実は「明日の台湾、明後日の沖縄」という危惧を当面先延ばしにしてくれた。、その意味で、この選挙は日本人に大いに関係がある。

 民視TVの開票速報は、隣国の”熱き想い”を伝えてくれる。

 

民視新聞直播 | Taiwan Formosa live news HD | 台湾のニュース放送HD