澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

「海角七号」試写会と李登輝氏来日

2009年09月04日 21時14分54秒 | Weblog
あるラジオ番組を聴いていたら、あの「野バラ」が流れた。「おや?」と思ったら、「海角七号」試写会の案内だった。
9月29日(火)夜、東京・新宿でプレミアム試写会が行われ、魏徳聖監督、主演の范逸臣、田中千絵が挨拶するという。
3月25日、「日本李登輝友の会」が主催した試写会では、映画の日本語字幕がまだ仮のもので、その時点では、日本公開のメドは全く立っていなかった。その背景には、中国の圧力があるのではないかと、私は疑った。ところが先月、ようやく日本公開が決まり、試写会の日程まで決定した。Mixiでは、昨日のトップに田中千絵の写真が載っていたというから、次第に盛り上がりを見せているようで、喜ばしい限りだ。

加えて今日、李登輝氏が来日した。明日、東京で講演会が開かれる。またとない機会になりそうだ。
映画「海角七号」を生み出したのは、他ならぬ李登輝氏だと言えるだろう。李登輝氏による台湾の民主化がなければ、「海角七号」のような映画は決して作られなかったはずだ。「梅花」(1976年)という映画を見たが、このような国民党独裁下の国策映画は、すべからく「反日」と「中華愛国主義」のオンパレードだった。日本や日本人は、憎しみの対象としてしか描かれていない。
総統に就任した李登輝氏は、台湾の歴史を見つめ、事実を事実として認めようとする教育(認識台湾)を推し進めた。その結果として、日本統治時代が、必ずしも暗黒時代などではなく、台湾の近代化に寄与した時代でもあったことを台湾人に知らしめたのだった。

「海角七号」の日本公開と李登輝氏の来日、このことで台湾に対する関心が盛り上がればいいのだが…。



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得利

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