澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

「尖閣は係争地」と言う鳩山由紀夫サン、中国に亡命したら!?

2013年01月17日 19時32分55秒 | 政治
 鳩山由紀夫・元首相が訪中して「尖閣は係争地」と発言し、大問題になろうとしている。鳩山が首相就任時、高らかに語った「東アジア共同体」「友愛の海」は、人民解放軍幹部が「日本との戦争準備」を広言するまでに様変わりしてしまった。その大部分の責任が自分自身にあるにもかかわらず、鳩山は訪中しまるで他人事のように「係争地」発言をして中共(=中国共産党)指導部を喜ばせた。これは、一昔前の「日中友好人士」と呼ばれた、一連の政治家・学者とそっくりな行動だ。この期に至って、何を今さらと思うのが普通だが、本人は至って真面目だというので、全く始末に負えない。

 かつて「朝日新聞」は、読者欄などで「理系政治家待望論」を流したことがある。具体的には、この鳩山と菅直人を持ち上げたものだった。だが、その結果は無惨だった。文系か理系かなどとは関係なく、最高権力者たる首相は「日本国」を背負う気概・決意がなければならないのに、鳩山と菅にとって、「日本国」は批判の対象に過ぎなかった。

 権謀術数に長けた中共指導部が鳩山の間抜けぶりをせせら笑っているのが、目に見えるようだ。
 この鳩山発言を報道した新聞各紙をよく見ると、それぞれの思惑がよく出ている。何にしても、鳩山サン、アナタはもう帰国しなくてもいいよ、亡命しなさい。


菅官房長官が鳩山元首相批判 尖閣発言「極めて遺憾」
朝日新聞デジタル 1月17日(木)18時26分配信


 菅義偉官房長官は17日午前の記者会見で、鳩山由紀夫元首相が訪問先の北京で中国外相らに、沖縄県の尖閣諸島を「係争地」だと語ったことについて、「我が国の立場と明らかに相反する発言であり、元首相の発言として非常に残念で、極めて遺憾だ」と批判した。

 鳩山氏は16日に賈慶林(チアチンリン)・全国政治協商会議主席や楊潔チー(ヤンチエチー、チーは竹かんむりに褫のつくり)外相らと会い、「係争が起きていることは事実だ」と述べ、「係争地」であることを双方が認めた上で解決を探るべきだとの考えを伝えた。尖閣諸島について、日本政府は「領土問題は存在しない」との立場をとっている。
朝日新聞社


鳩山氏「尖閣は係争地」発言、官房長官が不快感
読売新聞 1月17日(木)13時5分配信


 菅官房長官は17日昼の記者会見で、中国を訪問中の鳩山元首相が沖縄県・尖閣諸島を「係争地である」との認識を中国側に伝えたことについて、「我が国の立場と明らかに相反する発言で、我が国の首相をされた方の発言として非常に残念で、極めて遺憾だ」と述べ、不快感を表明した。

 鳩山氏の発言は、16日に北京の人民大会堂で行われた賈慶林人民政治協商会議(政協)主席との会談で述べられた。賈氏は「同意する」と歓迎した。

 政府は尖閣諸島について、国際法上、日本の領有権を確立し、有効に支配もしているため、「領土問題は一切存在しない」との立場だ。これに対し、中国は尖閣諸島周辺に政府船や航空機による領海・領空侵犯を続けながら、尖閣諸島の領有権を持つとの宣伝を行っており、鳩山氏の言動が国際社会に誤解を招く懸念が指摘されている。
最終更新:1月17日(木)13時14分


<菅官房長官>尖閣発言で訪中の鳩山元首相批判
毎日新聞 1月17日(木)18時43分配信


 菅義偉官房長官は17日の記者会見で、中国を訪問中の鳩山由紀夫元首相が楊潔※外相らとの会談で沖縄・尖閣諸島について「紛争が起きているのは事実」などと語ったことに対し、「(領土問題は存在しないという)わが国の立場と明らかに相反する発言であり、元首相の発言として非常に残念で、極めて遺憾だ」と厳しく批判した。民主党の海江田万里代表も会見で「私どもは政府の立場を『その通り』と受け止めている。(鳩山氏は)あくまで一民間人として話をしたのだと思う」と述べ、民主党の見解とは異なるとした。(※は竹かんむりに褫のつくり)

「尖閣は日中間の係争地」 中国に利用される鳩山元首相
産経新聞 1月17日(木)7時55分配信


 【北京=川越一】「個人の立場」で訪中している鳩山由紀夫元首相は16日、北京で賈慶林全国政治協商会議主席、楊潔チ外相らと会談した。終了後、記者団に対し、沖縄県・尖閣諸島について日中間の「係争地」との持論を伝えたことを明らかにした。

 鳩山氏は「日本政府は『領土問題は存在しない』というが、歴史を眺めれば分かる話だ。今係争が起きていることは事実で、お互いに認めることが大事だ。領土問題は存在しないと言っていたら、いつまでたっても答えは出ない」と述べ、日本政府の見解を真っ向から否定した。「棚上げ論」についても中国側の主張におもねった。

 賈氏らは鳩山氏の発言に同意したという。ただ、鳩山氏が希望していた習近平国家副主席との会談は実現せず、中国側が鳩山氏の訪中が日中間の関係改善につながると期待していないことを物語る。

 中国側が鳩山氏を招待したのは、親中的な同氏に自国の立場を吹き込み、特使派遣を検討する安倍晋三政権に圧力をかけるのが目的だ。17日、江蘇省南京市の「南京大虐殺記念館」に鳩山氏を招くのも、歴史問題に絡み同氏を利用する狙いがうかがえる。