澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

台湾一周鉄道旅行 (6) 台湾新幹線

2013年12月27日 14時39分27秒 | 台湾
 12月15日(日)午前10時発の新幹線632号で新左営駅を出発、11時38分に桃園駅に到着。あわただしくタクシーで桃園国際空港へ。このタクシーは、雨の高速道路を120kmも飛ばしたので、正直怖かった。

 

 新幹線で終着駅の台北まで行ってしまうと、桃園空港から飛行機に乗る場合、高速バスで1時間以上もかかってしまう。特に日曜日は、高速道路が混雑しているので、新幹線の桃園駅で降りたのは正解だった。だがもし、復路も松山空港→羽田空港の切符が取れれば、それに越したことはないと思った。台北駅に降りてしまえば、MRTで間違いなく40分あれば、松山空港カウンターまで入れるからだ。

 台湾一周鉄道の旅のとりまとめとしては、次の点に留意すべきだと感じた。
① 台湾一周をするのなら、東台湾(台北→花蓮→台東…)の台鐵線に時計回りに乗ること。
② 花蓮以南の台鐵線は、極端に本数が少なく、観光シーズンには切符がとりにくい。
③ 高雄まで行けば、帰路は新幹線があるので、効率的に台北まで戻れる。前日に台北に泊まらなくても、帰国当日に高雄や台南から桃園あるいは松山空港に行くことは十分に可能。
④ 高齢者(65歳以上)は、切符購入時パスポートを見せれば、新幹線料金が半額となる。(在来線である台鐵線には適用されない。)


 次回の台湾旅行は、次のように決めた。
第一日 松山空港着、ただちに新幹線で高雄へ。京城大飯店(高雄駅後門前)に宿泊。
第二日~四日 恒春、墾丁へ。
第五日 高雄から松山空港へ。帰路。


 恒春は、感動を呼んだ台湾映画「海角七号」のロケ地。墾丁はTVドラマ「墾丁はいつも晴れ」のロケ地だ。ぜひ訪れてみたい場所だ。



  
 
 















台湾一周鉄道旅行 (5) 高雄の夜市

2013年12月27日 01時13分50秒 | 台湾
 12月14日(土)、高雄に住むCさんご夫妻に台湾糖業博物館(高雄糖廠)、美濃の陶芸工房、客家村を案内していただいた。
 夕方、京城大飯店に戻る。友人のひとりは、高雄駅の反対側にある繁華街に買い物に。もう一人の友人と私はどこかで夕飯を食べようという話になった。私は高雄港あたりまで行って、何か美味しいモノをとも思ったが、年下の友人はもう疲れたという。

 Cさんは「ホテルの裏の方にも夜市がある」と教えてくれたので、とりあえずホテルを出た。ホテルの横には、手づくりのベーカリー(麺包店)があり、コーヒー・スタンドもある。そのすぐ隣には小吃店(ビーフンやワンタンなどを食べさせる小さなお店)が…。もうここでいいや、と思った途端、隣の「好年代」という海鮮料理の店が目に入った。

 京城大飯店近くの好年代平價海鮮燒烤店

 土曜日の午後6時前という時間だったので、店はがらがら。店の前には、活きた海老や貝、魚などが沢山あり、客は好きなものを調理してもらうというシステムらしい。だが、金額が全く表示されていないので、見当もつかない。でも、お腹が空いてきたということで、思い切って入ってみた。

 我々が頼んだのは、①茹でた海老、②蒸したイカ、③キビナゴの天麩羅、④蒸した蛤、⑤アスパラガスと豚肉の炒め物、以上の五品だった。



 予想以上の美味しさに大満足。この料理には「台湾ビール」がキリンの「一番搾り」よりずっと相性がいいことも分かった。

 時間が経つに連れて、店は満員に。家族連れや会社関係の宴会ばかりで、二人連れの外国人は私たちだけ。店の小姐は、みな陽気で親切。片言で話すうちに、友人はこんな写真を撮ったりした。


 友人と小姐
 私とホンモノ?の小姐

 周囲の宴席を眺めると、いくつか日本人とは違うところがある。料理が主で酒を飲む人は少ないという点だ。これは中華世界共通の傾向なのだろう。それと、料理の量と品数が圧倒的だ。隣のテーブルにカラスミのような皿が運ばれてきた。友人が食べたそうだったので、追加注文。500元(1,700円くらい)だった。

 追加注文のカラスミ(500元)

 これは衝撃的なほど美味しかった。カラスミ専門店で買っても、同じくらいの値段はするから、良心的といっていい。
 二人で大瓶ビール4本、カラスミを含めた料理六品で2,010元。それをジャスト2,000元(約7,000円)にしてくれた。一人あたり3,500円という計算に高雄駅周辺のホテルに泊まる人にはお薦めできる店だった。

 台湾最後の夜は、これでは済まない。海鮮料理がこれだけ美味いのだから、隣の小吃店が不味いなどということはあり得ないと思った。それで、友人がビーフン、私は雲呑を注文。ビーフン35元、ワンタンは40元だった。これは仕上げの一杯として、絶品だった。


 小吃店の雲呑(ワンタン)

 私たちがさかんに「美味しい、オイシイ」とはしゃいだので、おばちゃん、いや小姐は「サービス!」と言ってワンタンを一切れずつ追加してくれた。友人は喜んで、小姐と記念撮影。

 小吃店の経営者のおばさま(小姐)と

 満腹のあとは夜市をぶらぶら。日本と全く変わらないお寿司の屋台、珍しいものばかりの果物屋さんなどを目で楽しんだ。夜8時でも、気温は20度を下らない。正直、もっと味わいたかった南国の夜…。