澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

コロナ禍の「自粛」と大戦中の「特攻」は同根か?

2020年04月28日 22時12分15秒 | 政治

 たまたま「ザ・フォーカス」(ニッポン放送)というラジオ番組を聴いていたら、佐藤優(作家、元外務省)が興味深い発言をしていた。
 今日、東京などで「自粛要請」に従わないパチンコ店に対しては、店名を公表し、法律に基づきさらに強い措置を講じると伝えられている。だが、いくつかの店は、要請に従わず、相変わらず営業を続けている。

 佐藤優は「この”自粛”とは事実上強制である。法律に基づかない自粛がまかり通る、この日本という国は、海外からは異質なものと映っている」と語った。

 マスメディアによる情報操作などによって、次第に外堀を埋めていき、「自粛要請」が行われる時は、誰もが抗えない「空気」が醸成されている。パチンコ店経営者の大多数が在日外国人だとしても、日本社会を敵に回すのは得策ではないと考え、しぶしぶ自粛を受け入れるのだろう。

 第二次大戦末期、戦死が前提の特攻(特別攻撃)隊員を募るにあたって陸海軍が採った方策は「志願」だった。誰もが死にたくはないが、「志願」しなければならない「空気」がそこにも醸成されていたという。

 「自粛」と「特攻」、実は極めて日本的な現象なのだと再認識した。

【佐藤優】2020年4月28日(火) ザ・フォーカス(ニュース解説のみ抜粋)