もう12月中旬。だが、以前ほど季節の移り変わりを感じない。歳をとったためか、あるいはコロナ騒ぎとも関係あるのか。
そんな中、久しぶりに「ホワイト・クリスマス」を聴いてみた。五年ほど前、自分でアップロードしたマントヴァーニ楽団の演奏。BBC-TVで放送された「マントヴァーニ・ショウ」からのピックアップ。
マントヴァーニというと、流れるような弦楽器の響き「カスケーディング・ストリングス」(Cascading Strings)で有名。「ムード音楽」「イージーリスニング・ミュージック」の王者として、二億枚ものアルバム(LPレコード)・セールスを記録した。今や知る人も減りつつあるが、初めて聴く人にとっては、華麗な弦の響きは新鮮だろう。
この「ホワイト・クリスマス」の演奏を見ると、弦楽器(バイオリン、ビオラ)を四つのパートに分けて、カスケーディング・サウンド(滝が流れ落ちるような響き)を創り出しているかよくわかる。
ホワイト・クリスマス
1952 Mantovani - White Christmas