澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

コロナ五類へ だが、マスクは外せるのか?

2023年01月27日 18時49分09秒 | 新型コロナウイルス

 政府がようやく「コロナ」を二類から五類に引き下げる決定をした。この三年間の「コロナ騒動」を振り返ると、マスメディアの扇動、日本医師会の横暴、そして行政の混乱ぶりが強く印象に残った。
 五類移行への説明を見ると、「マスクの着用は、屋内外を問わず、原則として個人の判断に委ねる」とされている。福島原発事故時、首都圏の勤労者、学生は「現時点では、何の問題もない」という枝野官房長官(当時)の言葉に従って、放射性物質が降り注ぐ中、平常時の通勤、通学を強いられた。このとき、政府は人々の行動を「個人の判断」に委ねることは決してなかった。
 世界中の大部分の国でコロナ騒動は、すでに過去の物語となっている。それなのに、最も医療体制が整備されていたはずの日本では、今なお毎日の感染者数に怯(おび)え、人々はマスクを外せない。

 原発事故では、国民に「日常生活」を強要する一方、コロナ禍では「個人の判断」に委ねるというこのご都合主義。この国のダメさ加減を身に染みて感じる。
 「同調圧力」「忖度」のこの国では、「個人の判断」なんて有り得るのかとさえ疑う。「村八分」を恐れる心理を考えれば、敢然とマスクを外し、「普通の生活」を宣言した人が、突然、後ろ指を指されるという国だろう。

 結局、役所などの公的機関が業務命令でマスクを外させない限り、マスク社会はずっと続くのではないか。マスク装着禁止ひとつ言い出せない政府が、大胆な経済政策、国益を重視した外交政策などできるわけないよね。
 コロナ騒ぎの教訓は、「日本人はクズ」という結論になりかねない。これは宮台真司の常套句なのだが、それに反論する気にはならない。

【コロナ感染対策】5類引き下げ「5月8日から」政府方針固める