先ほど、リニア新幹線駅工事が進む町のシネコンで北野武の新作「首」を見てきた。週日の昼過ぎなので、観客は10人ほど。これがヒット作になるのかどうか、にわかにはわからない。
言うまでもなく、この映画は北野武が描く暴力の世界。前作は暴力団の抗争、この映画では「本能寺の変」を軸に戦国武将の抗争を描く。「首」のタイトルどおり、斬首シーンの連続で、辟易とさせられるが、映画が終わると何かスッキリとした気分に。前作でも同様だったが、これは北野武の手腕だろう。
この映画では、戦国武将がホモ・セクシャルだったという設定なので、何やらおぞましいシーンや会話が続く。北野武がLGBT法に賛同しているからか、さもなくばジャニーズ事件を念頭に置いてのことなのか。
フランスなどで公開することを前提に作られたというこの映画。斬首された首を並べて、品定めをするシーンなどは、フランス人なら、野蛮な首狩り族の物語に見えるはず。大げさに言えば、日本の国益を毀損する行為?なのではないか、と思えてくる。そうまでして、カンヌ映画祭とやらを狙うのか?タケシも焼きが回ったなと感じる。
【10人一気見せ!】ビートたけし、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、浅野忠信、遠藤憲一…映画『首』キャラクターPV公開!