![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/9b/ef74b91e765f200a4aaef697a80cb3b1.jpg)
「日中愛好協会(正統)」というHPを愛読している。葉寺覚明という人(もちろんペンネーム)が作ったページだ。
http://members.lycos.co.uk/jcia/
文化大革命時代の資料を大量に集め、当時の雰囲気を再現している。本当にご苦労様という感じだ。
当時、日本共産党が中国共産党批判をおこない、日中友好協会も二つに分裂した。中国支持派がつくった団体が「日中友好協会(正統)」だった。このHPは、その名前をパロディにしたものだ。
新島淳良(当時・早大教授)という人もいて、「日中友好協会(永福支部)」というのもあった。この人は、目立ちたがり屋の「毛沢東派」で、「日中友好協会」の中でも騒動を繰り返し、ついには自宅のある「永福支部」を作ったのだった。
新島の書いた「新しき革命」「毛沢東の思想」などは、いまや古本屋で10円でも買う人がいない…。
当時は「日中友好」の利権が、左翼の人たちに握られていた。いまから考えると噴飯ものだが、親中国かどうかが「踏み絵」のようになっていた。台湾の資料を使った学者は「反中国」の烙印を押されて、訪中さえ拒否されたりしたのだ。もちろん、烙印を押されれば、天津甘栗の輸入が出来なくなったりもした。本当の話だ。
どす黒い話ばかりの「日中友好運動」だったが、これをパロディにしたのは素晴らしいアイディアだ。毛沢東は、「いまから千年もすれば、マルクスも時代遅れになってしまうでしょう」という語録を残しているが、現在の中国には、もはや「毛沢東思想」の跡形もない。それに替わって、「中華愛国主義」が横行している。
このHPを見ると、政治運動、政治思想なんていうものは、インフルエンザと同じだなと思えてくる。同時代を経験した者しか分からないだろうけれど…。
拙サイト「日中愛好協会(正統)」をご閲覧・
ご紹介頂き、ありがとうございました。
もともとは、過激派ワッチとかをしていたのですが、
過激派の中の「親中派」とか、中共が書いた日本に
ついての報道が面白かったとゆう理由で、連中が
書いた文書をせこせこと電子化しておりましたら、
ああゆうサイトが出来たとゆう次第であります。
日中永福のパンフは、持っていた記憶があります。
確か、ガリ版オフセットで、魯迅紹介パンフでした。
…とまあ、しょうもないコメントをさせて頂き
ましたが、ご容赦賜れば幸いです。